インフレーション宇宙

『インフレーション宇宙論』(佐藤勝彦著、講談社ブルーバックス)を読みました。

1981年に著者らが提唱したこの理論は、ビッグバン理論だけでは宇宙創生について説明しきれない困難な問題に、物理学の言葉で答える理論として提案されました。

当初は突拍子もない説という見方もあったようですが、今では標準理論として認知されるまでになっているようです。

本書はこの理論の提唱者が、この理論を中心にまとめた本としては初めてだそうです。しかも、朝日カルチャーセンター教室での講座で話した内容を、語り口調そのままにまとめられているので、「思いきりやさしく書いた一番わかりやすいインフレーション理論入門」の書にもなっていると思います。

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