朝一番から「質問とり」でした。
私が用意している質問は、原発事故・原子力行政、健康や医療など社会保障が中心です。
午後の代表質問は、ふくしま未来ネットワークと日本共産党。
共産党は宮川えみ子さんが質問に立ちました。4人の代表質問者で再質問・再々質問までしたのは宮川さんのみ。
県議団ホームページ、福島県議会ホームページに掲載されますのでぜひご覧ください。
いわき市や福島市からの傍聴者のみなさんに県議団そろってごあいさつしました。
2人の代表質問の間の休憩時、斎藤健治議長と。
来週29日予定の一般質問原案を原稿に仕上げ、「質問とり」担当者に手渡しました。
「質問とり」というのは、執行部が質問に的確に答えるために、質問の趣旨を正確に確認してもらう作業ですが、執行部からすれば、どの部署に答弁を準備させるかの作業でもあります。
なので、質問していることははっきりしていても、どの部署が担当するかが決まらず、関係しそうな部署の担当者が質問者を取り囲み、余計な時間をとられることもあります。
きょうは代表質問の初日。自民党と民主・県民連合の2人が質問しました。5人以上の「交渉会派」による代表質問は、2月予算議会に限って1時間。
昨年11月の県議選後の最初の予算議会での質疑であり、私にとっては、震災後からの県政の全体的動きをあらためて知る機会でもあります。
本会議後、私の「質問とり」開始。
福島市内にある復興庁福島復興局と環境省福島環境再生事務所を党県議団としてたずねました。
2月10日からここで仕事を始めた復興局は、いわき支所、南相馬支所などの職員を含めて30人体制で、ここでは25人。
対応してくれた復興庁政策参与の鉢村健さんは、「人と人の心を分断する放射能」、「この福島での特例をどうつくるか」、「ただちにできない雇用の受け皿が大きな課題」と、語ってくれました。
1月4日に開設したのは環境再生事務所。除染がおもな仕事で、現在は70人体制、4月には200人、最終的には本省とあわせ400人になるとか。
これに先立ち、矢祭町のニュータウンの宅地造成盛土の崩落により被害を受けたかたがたの代表が復興局へ要望に来られ、私が同行しました。
矢祭町では町議選が3月20日告示・25日投票で行なわれます。
長年町議をつとめた圷(あくつ)豊明さんの議席を引き継ぐため、広野よしおさんが立候補予定です。
きょうは、地元の矢祭ニュータウンの有志のかたがたによる「語る集い」があり、私が応援に駆けつけました。
10人定数にすでに12人が出馬表明していて、町による唐突な「教育村構想」をめぐり、広野さんは「白紙にもどし町民による議論をつくす」と公約していますが、大きな争点になっています。
それはそうと私が矢祭町に行くのは初めて。
自家用車のナビを頼り、いわき市南部の勿来地域から国道289号線を通り、鮫川(さめがわ)村に入り、
塙(はなわ)町を通過し、
わが家からおよそ70km走ったあたりで矢祭町に入り、そこから7km強で現地に到着しました。
途中、道路が氷におおわれる場所もしばしば。凍った道は雪道よりすべるので、緊張して運転しました。
2年後の4月から消費税率8%、3年後の10月から10%に増税すると、野田内閣がきのう閣議決定しました。
食料品などへの軽減税率適用は見送り、法人税はいっそうの引き下げを検討するというわけです。
自民党以上に自民党的に変身した民主党の姿です。民主党は「自民党政治を変える」と言って政権についたのです。
自民党的になった民主党を、自民党は「自民党じゃないんだから自民党に政権をゆずれ」と言っているわけです。
およそ、私たち庶民、つまり圧倒的多数の主権者のくらしの実情・実態からかけ離れた政治は、終わらせなければなりません。
そのためにも、私たち自身が日本政治のもとでどんな状況に置かれてしまっているのか、お金持ちや大企業はどう優遇される状況になっているのか、やはり知らないといけないと思います。
事実に基づいた状況を知らされないまま、「とにかくみんなで負担しましょう」みたいな庶民負担増イデオロギーだけがたれながされる社会状況は、恐るべき事態です、
県庁内で、高齢福祉課、介護保険室、地域医療課に足を運び、大震災後の実情を聞くのですが、実態が把握できていません。
要介護者や高齢者、それぞれの地域で医療を必要としているかたがたに公的責任をどうもとうとしているのか、私にはさっぱりわからないのですが、こんな広域行政でいいはずがありません。
財界が主導する「地域主権改革」を民主党政権は進めようとしているわけですが、国民にどれほど知られているのでしょうか。
自民党以上に財界・アメリカ・官僚主導の民主党政権にあきれるばかりではなりません。
あきれる声ばかりが寄せられて、ほんとうにたいへんなのではありますが、民主主義再生のために、私たちの子どもたちのために、みなさん、がんばるしかありません。
2月県議会が開会しました。
震災後の最初の予算議会であり、私も議会前から気が張った状態で臨んでいます。
知事の所信の冒頭で言った、「今もあの3月11日、そしてそれ以降次々と生じた様々な出来事が、鮮明に脳裏に蘇ってまいります」には、まったく同じ思いでした。
「発電所から放出された放射性物質は…今も県全域、県民全体が大きな影響を受け続けて」いるとも強調しました。
一般予算総額は、震災・原子力災害対応分7,255億円を含め、1兆5,763億5,200万円。
これが「復興元年」といえるお金の使い方になっているか、これを点検する仕事です。
本会議後、福島大学副学長・清水修二さんを講師に、議員研修会がありました。
テーマは「チェルノブイリと福島 差異と教訓」。
国土や国家制度の違い、農業のありようの違いなどをふまえながら、いま福島で、詳細な汚染地図の作成、長期的な汚染予想図の作成などを提言されました。