一般質問/あべ裕美子さん登壇/問われる県の姿勢

きょう、あすと一般質問です。

きょうは自民、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、日本共産党、自民の順に5人の登壇。

共産党からあべ裕美子さんが質問しました。

賠償にかかわって、加害者の東電が被害者に「基準」を押しつけるなど言語道断なのですが、その中身も財物賠償が被災者の再取得価額にもなっておらず、避難区域外の県民への賠償も今年8月分で打ち切る問題も新たに出されたもと、県内全市町村や各種団体で構成する県原子力損害対策協議会を開催し、市町村などと一体となって完全賠償を求める対策を進めるべき、と聞いたことに対し、知事は、「東京電力による『賠償基準』の策定や賠償金の支払いにおける課題等を見極めた上で」開催する、と、9月議会時(9月27日)とまったく同じ答弁を繰り返しました。

協議会は、今年5月31日以降は開催されておらず、先月、会長である知事と副会長名で要望するにとどまっています。

また、県内自主避難者への借上げ住宅支援の県による線引きをなくすことを私の代表質問と再質問で聞きましたが、「困難」との答弁なので、あべさんはその理由をたずねましたが、原子力損害対策担当理事は理由を述べず、「見直しは困難」と繰り返しました。

根本的には国・東電の姿勢が大きいことは論を待ちませんが、県の強い姿勢が感じられないことが問われます。

非政治世論調査/選挙妨害/個人演説会

けさだったかきのうの朝だったか、総選挙世論調査の電話がありました。コンピュータと会話するような調査ですが、今回の総選挙では2度目でした。

政策を問うものではなく、どの党に入れるか、誰に入れるか、のきわめて非政治的な世論調査です。

選挙を直前に、国民の中に足場も持たず、浮き草のように乱立した政党の実態にも触れなければ、政策の中身にも触れず、「最終の議席はこうなる」とばかりに書き連ねることは、選挙妨害といってもいいもので、危険です。

きょうは小名浜地域で5区候補の個人演説会がありました。

私は、4日前の県議会代表質問で知事に「原発事故は人災」と答弁させたことを報告し、原発即時ゼロが私たち被災者の強い思いであり、現実的で責任ある政策であることと同時に、マスメディアの無責任な誘導に惑わされることなく、私たちの思いをぶつけ、広げる結果を出そうと訴えました。

政党カー/「なくせ原発」/期待の大きさ

総選挙政党カーに乗り込み、東北ブロック比例候補とともにいわき市北部地域の12か所をめぐりました。

今回の総選挙では、原発再稼働や消費税増税を進める財界中心の政治、TPPへの暴走やオスプレイ強行配備を進めるアメリカ言いなりの政治を転換させること、なにより、原発事故を起こした福島5区から、「あやまれ、つぐなえ、なくせ原発」の声を全国に、世界に発信することが重要な選挙になることを私からは訴えました。

すれ違う車から手を振ってくれる人、会釈してくれる人、街宣場所に立ち止まって聞いてくれる人、「共産党ががんばれ~」の若者の声援、ほんとうに実感として、これまでにない期待の大きさを感じます。

みなさんからもぜひ、広げてください。

個人演説会/私の使命/原発ゼロの社会へ

福島5区の候補者個人演説会がありました。

最初にいわき北部日本共産党後援会長の伊東達也さんが、原発被災地であるこの5区での政党選択の重要性を語りました。

「あやまれ つぐなえ なくせ原発」の声をこの選挙で示そうと力強く訴えました。

私は、5区の選対本部長としてあいさつと訴え。

2日前の県議会代表質問で、知事が原発事故は人災との認識を示した答弁を引き出したことに大きな拍手が起こり、私も感動です。

昨年12月、このいわき市で、「原発事故の完全賠償をさせる会」が生まれ、会のスローガンを「あやまれ つぐなえ なくせ原発」とし、3つの目的の一つに「東京電力と国に原発事故は人災であることを認めさせる」ことを確認していました。

被災県の知事がその立場で加害者に迫ることが重要であることは言を待ちません。私の使命と感じてはいましたが、賠償や原発ゼロ社会の実現へ向けた本格的なたたかいはこれからです。

夕べの帰宅時のペロの出迎え。

代表質問2日目/総選挙をめぐり/緊急訴え

きょうの代表質問2日目は、民主・県民連合と、ふくしま未来ネットワークでした。

未来ネットの代表質問では、県立美術館と図書館に指定管理者を導入せよ、とか、県立高校入学者選抜Ⅰ期選抜を廃止せよ、とか、少なくとも私が納得できる論拠もない主張です。

自民党の西山議員が控え室をたずねてきてくれ、総選挙をめぐる争点や今後の政策について意見を交わしました。

また午前中には党の志位委員長の総選挙をめぐる緊急の訴えがあり、県議団としてネット中継を視聴です。

議場の写真はきのうの様子です。

代表質問/「人災」と認めた知事/加害者が被害者に押しつける「基準」

県議会代表質問のトップをきって質問しました。


原発事故への対応について、自主避難者への借上げ住宅支援について、居住保障政策について、地域防災計画を事前対策中心へ転換することについて、災害時要援護者の避難支援について、ユニバーサルデザインの福島からの発信について、福祉型県づくりについて、公共業務増大に伴う職員拡充政策への転換について、30分間の質問でした。再質問、再々質問を含めて40分です。

これまで原発事故を「人災」と言わなかった佐藤雄平知事に、あらためてその認識をただしました。知事は、私も質問で触れた国会事故調や東電の原子力改革特別タスクフォース報告を引き合いにしつつ、「少なくとも、津波に対する備えが不十分であったことにより、原子炉を冷却する機能が失われたことは、『人災』と受け止めるべきもの」と答弁しました。

2月議会で私が知事自身の認識を聞いた時点では、「国の責任において、更に詳細な調査・検証が重ねられる」として、2度の再質問にも同じ答弁をし、自らの認識を示すことをさけていたのです。

全県民を対象とした完全賠償を求める立場として、知事がやっと人災認識をもった、という思いで答弁を聞きました。

一方で、避難区域外の精神的損害などへの賠償や、避難区域の財物賠償など、加害者である東電が、被害者に押しつけてくる「基準」の見直しを求める質問には、担当理事が、「被害者の一人一人が生活や事業を再建することができるよう、確実、迅速、十分な賠償を求めてまいる」と、もっともな言葉を繰り返し、具体的な姿勢が明らかではありません。

なお、質問・答弁の全文は、県議団ホームページにアップしますので、ご参照ください。

質問はあしたのトップ/熱い街頭演説会

議会開会日翌日は、議案調査のための休会日ですが、私は代表質問をあすに控え、午前中にやっと「質問とり」を終えました。

質問はあしたのトップバッターで、午後1時の本会議開会直後です。


午後2時過ぎからは福島駅前で志位委員長が訴えました。

東北ブロックの比例代表候補の2人、県内5つの小選挙区候補も勢ぞろいし、被災者の声を代弁しつつ、それぞれが力強く訴えました。

2,000人の聴衆が、候補者の訴えに「そうだ!」、「そのとおり!」の声。3時過ぎに終わるころには気温もかなり下がってきましたが、熱い街頭演説会でした。


志位委員長が話の中で紹介していた『週刊プレイボーイ』12月17日号です。

まだ終わらない「質問とり」/国見町長

30問足らずの質問を用意しましたが、先週の木・金、今週の月・火と、4日間を終えてもまだ「質問とり」が終わりません。

部と課がまたがる質問ではありますが、大震災を体験し、あの時に対応しておかなければならなかったこと、少なくとも今後の行政や政策には必ず活かさなければならないこと、この福島から全国へ発信しなければならないと思うことです。

福島県が「ふくしまから、新たな流れを創っていこう。」ということで、「ふくしまから はじめよう。」とスローガン化しているのですが、その中身の提案のつもりです。

十二分な答弁準備を期待します。


きょうは太田久雄国見町長が控室に寄ってくれました。

定時定点/「質問とり」継続/水産業復興協議会理事会

総選挙公示前の最終日、朝のわが家近くでの定時定点街宣を地元の後援会員2人と実施しました。

終えてからはただちに県庁へ向かい、6日の代表質問について、執行部とのやりとりを一日継続しました。

質問趣旨の確認ですが、質問のなかに部署がまたがる言葉が入ったりすると、いろいろと「攻防」が始まります。

午後にはいったんその「質問とり」を中断し、福島県沿岸部水産業復興議員協議会理事会があり、先だって、協議会として来年度予算要望をしていた件で、執行部側の回答を求めました。

今後、漁業者のみなさんにも議員協議会として伝えることとしました。

「あしたの風」配布/「がんばってもらわないと困る」/医療生協ニュース

鼻づまり状態と、身体というよりも頭のだるさが極点に達している気がしないでもないですが、そう言っている場合でなく、私の活動報告「あしたの風」をご近所260軒ほどに配りました。

先月24日、津波で家を流されたかたがたが住んでいる小名浜の雇用促進住宅近くの集会所で、吉田えいさくさんを囲んでの「つどい」の写真を掲載しているので、総選挙公示前に配らないとなりません。

公示されると、候補者本人の名前や写真が自由にお知らせできないという、驚くべき、恐るべき選挙制度が日本ではまかり通っています。

「がんばってください。応援してるんです」とか、「信条は違うんだが、がんばってもらわないと困る」とかと声をかけられ、励まされています。

ついでながら、浜通り医療生協の今期「冬号」のニュースもご近所の組合員宅に配りました。