双葉町の甲状腺エコー検査

130302甲状腺・機械

福島第一原発から10km圏内の双葉町は、全町民が避難を余儀なくされています。町長の辞職に伴い、来週10日の投票で町長選が行なわれていますが、この双葉町では、県が実施している甲状腺検査の対象を拡充して実施しています。

県では、3・11当時、0~18歳だった県民を対象にしていますが、双葉町ではこれを40歳未満までにしています。

すでに町では昨年12月から順次「案内と受診券」を送付しています。

この検査を全日本民医連が町から委託され、受託して実施しています。

130302甲状腺・受付

私の出身病院である小名浜生協病院でもきょう、あすを集中日として実施します。

いわき市内には事故当時、19~39歳だった双葉町民が約320人だそうです。

130302甲状腺・松本会長

病院の検査室には、福島県民医連会長の松本純医師はじめ、各地の民医連加盟医療機関から、医師、検査技師が支援に駆けつけてくれ、検査実施前の打ち合わせをしました。

きょう、あすは20人ほどの予約がそれぞれあるようですが、あさって以降も、1日2人枠で予約を受け付けて実施する予定です。

卒業式/磐城桜が丘/人との信頼関係/涙

130301桜ヶ丘

福島県立磐城(いわき)桜が丘高校の卒業式に出席しました。

祝辞は県議会議長祝辞を代読しました。

ただの代読でもしゃくなので、冒頭、私たちは人類が体験したことのない苦難を味わうことになったこと、一方で、他人の苦しみや困難に寄り添い、共感し、連帯して乗り越える大切さを知り、人との信頼関係を生涯にわたって築ける人間になって欲しい期待を述べました。

また、それぞれ進む道は違っても、どの道もこの社会になくてはならない価値ある道であることも強調しました。

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卒業式風景は高校によって違うのですが、これから前へ向かっての涙はまるっきりいっしょです。これからの世の中をつくってね、と、つい強く思ってしまいます。

卒業生の名前を呼ぶのに涙で声が詰まってしまう担任の先生、卒業生答辞でやはり涙で声が詰まってしまう場面。今年の卒業生は、原発震災時に2年生を目前にした生徒たちです。あの時期、「どうすればいいのかわからなかった」という言葉を、子どもたちに繰り返させない世の中にしないとなりません。

そんなことを思うと、復活した自公政権への怒りがおさえられません。

130301桜・復興