福島第一原発から10km圏内の双葉町は、全町民が避難を余儀なくされています。町長の辞職に伴い、来週10日の投票で町長選が行なわれていますが、この双葉町では、県が実施している甲状腺検査の対象を拡充して実施しています。
県では、3・11当時、0~18歳だった県民を対象にしていますが、双葉町ではこれを40歳未満までにしています。
すでに町では昨年12月から順次「案内と受診券」を送付しています。
この検査を全日本民医連が町から委託され、受託して実施しています。
私の出身病院である小名浜生協病院でもきょう、あすを集中日として実施します。
いわき市内には事故当時、19~39歳だった双葉町民が約320人だそうです。
病院の検査室には、福島県民医連会長の松本純医師はじめ、各地の民医連加盟医療機関から、医師、検査技師が支援に駆けつけてくれ、検査実施前の打ち合わせをしました。
きょう、あすは20人ほどの予約がそれぞれあるようですが、あさって以降も、1日2人枠で予約を受け付けて実施する予定です。