体重/あしたが血液検査/筋肉引き締め

このところの「おやつ」が功を奏しているのか、体重は2週続けて55kg超。ベストは60kg前後なので、そう悪くはない値。

あしたは、先週の治療後、最初で今年最後の(?)血液検査です。検査結果によっては、年末年始の血小板輸血とか、赤血球輸血とか、何かがまたあるんでしょうか?

ともかく、体のほうの筋肉引き締めも引き続きボチボチと…

「続・下流老人」/脱商品化/社会保障を構築し直す

藤田孝典著『続・下流老人』(朝日新書)を読みました。昨年6月発行の前著『下流老人』が20万部を突破し、現実問題として、「1億総下流化を防ぐ解決策を示す」と銘打たれています。「何より強調したいのは『保険料や税を多く支払った分だけ、生活が改善された』という❝受益感❞がないことだ。まるで巨大なブラックホールに税金や保険料を投げ入れているような、底知れぬ不安感が『いくら金があっても足りない』という飢餓感を生み出し、高齢者を労働に駆り立てている」。

本書でも実例として紹介されていますが、「多問題家族」を抱えれば、「住宅ローンは現役時代に払い終え」、「退職時には約3000万円の退職金を受け取り」、「奥さんの国民年金と合わせると月30万円」ほどの年金受給額であっても、今や自らアルバイトをしなければ家計がもたない70代の男性。それでもアベは、「これでもか、これでもか」とやってくる。

小手先の問題でなく、「安心をお金で買う社会から、生活に必要な物やサービスを誰もが平等に享受できる社会」、「脱商品化」をキーワードとした「日本の社会保障制度を構築し直すことを真剣に考える」書です。

水分補給のために/「積ん読本」を着々となくそうと…「中世再考」

いつぞやの、治療中の「膀胱炎」にはさんざんな目にあい、二度とないように水分補給を図ろうと、玄米茶、数種類の紅茶、緑茶、コーヒーのティーバッグをつねに用意し、補給に励んでいます。おかげでその後、膀胱炎症状に襲われることは一度もありません。毎日の夜中のトイレの回数は増えざるを得ませんが…

きょうは網野善彦著『中世再考』(講談社学術文庫)を読みました。「積ん読」本を着々となくそうと… 1979~1985年に発表した小論をまとめた本書が発行されたは1986年、文庫化は2000年です。各小論発表時点で、「日本中世史、日本漁業史を学ぶものとして、これまでの日本人論、日本社会論に対して私の抱いてきたささやかな疑問を提示したもの」とのこと。「ささやか」とは言いますが、解説の山本幸司氏は、「中世の平民百姓は隷属民ではなく移動の自由を持っていたこと、中世の職人・海民たちは地域を越え、時には海を渡るような交流を行っていたこと‥‥日本の文化には東と西との相違を典型とするような地域的差異があること」などなどが、それまで著者が追い続けている主題のいくつかとして紹介されています。いずれにせよ、相変わらず刺激的論稿です。

白血球を増やす注射/年末年始がやや不安/立ったり座ったりの軽い体操開始

リツキサン、シタラビンと治療を終え、きょうからは白血球を増やす注射の開始です。2週間ほどの予定かと思います。前回の治療(リツキサン11月30日、シタラビン12月1・2日)の3日後の血液検査後にはその結果から5・6日と赤血球輸血、翌週12日の検査結果からは血小板輸血と、なかなか忙しい治療が続きました。

年末年始を控え、どんな日々が待ち構えているのか、ちょっと不安です。

ところで、9月中旬の再発入院後、直後は適度な体操も最初の入院時ぐらいにしていたつもりですが、治療が始まるや、いろいろありすぎて、テレビ体操もスクワットもダンベルもいっさい手つかず状態が3か月近いと思います。先日、主治医から、まずは、ソファを使って、立ったり座ったりの軽い運動から始めてみて、と助言。その後も発熱したり治療があったりでできていませんでしたが、きょう、開始してみました。朝、10回×2度してから、夕方しようとすると、足に若干の筋肉痛。無理しないように…

吐き気止めと副作用抑制点滴/一日平熱

きょうの治療上のメニューは、抗がん剤による吐き気止めと副作用抑制剤の点滴(グラニセトロンとデキサート)を午前中の1時間だけ。ほかは看護師によるバイタル・チェックがある程度。

体温は午前6時36.6度、午前10時36.4度、午後2時36.5度、午後7時36.5度と、平熱です。朝早くから読書もでき、午前中は点滴を受けながら、またベートーヴェンのDVDから交響曲第3番「英雄」、第5番「運命」。それに新聞をじっくり。

昼過ぎからは、NHK-FMで「今日は一日“サヨナラ!つま恋ソング”三昧」を午後7時まで聞いていました。ラジオのつけっぱなし、聞きっぱなしなど久しぶり。

そしてまた久しぶりに病院食、ならびに入院定期薬と臨時薬の写真投稿。「朝」「昼」「夕」の順。薬はいつも思うけど、多くない?

シタラビン療法/今回は最後まで無事

治療3日目は、シタラビン療法で、メニューはきのうとまったくいっしょの12時間コース。吐き気止め・副作用抑制剤→シタラビン→アミパレン(アミノ酸輸液)×2→吐き気止め→シタラビン。12月2日の前回は、最初のシタラビン開始1時間後ほどに、昼食のために移動した途端、めまいがし、全身寒気で汗がにじみ出るうえ、しばらく動けずに、ナースコール後、2時間ほど意識もうろうとしていたので、今回も戦々恐々でした。が、意識をなくすこともなく、本もじっくり読めて、今回は最後まで無事でした。ただ、朝食前から断続的にしゃっくりが出て、またエンドレスかと心配しましたが、いつのまにか止まってくれ、こちらもひと安心でした。

シタラビン/12時間の点滴治療/第九

当初、きょうの化学療法は、メソトレキサートという薬剤を使うように聞いていましたが、けっきょく、12月1・2日と同じメニューのシタラビンにしたようです。

いつものように、吐き気止めのカプセル剤を点滴前に服用。

午前9時50分には吐き気止め・副作用抑制の点滴開始、約1時間。11時ちょっと過ぎからメインのシタラビン、約3時間。ややこの点滴の時間がのびて、午後2時45分ぐらいからアミノ酸補給の輸液を2時間×2本。

次に、再度吐き気止め点滴1時間。

午後6時50分ごろから、きょう最後のメイン点滴・シタラビンで、12時間に及ぶきょうの治療終了。あしたもまた同様のメニューと思います。

最後の点滴中、NHK-FMでは「N響“第9”演奏会」放映中。昼間もDVDで1番・8番とともに「第九」を視聴していました。

治療開始/血管確保/リツキサン/クラクラするのとわき腹痛と…

自宅外泊から帰り、翌日からさっそく治療開始です。朝の採血、そして点滴の「血管の確保」に、看護師さんたちは難儀しているようです。けさも、両方とも「選手交代」してやっと確保。

血液検査の結果は、各種値が戻っていて、とくに異常なし、とのこと。点滴も、血管確保に少し時間をとって、10時10分に開始したリツキサン(分子標的薬)、午後3時15分には無事終了。

自宅へ外泊する際に「発症」した頭クラクラ感が若干残り、歩くのもやや難儀することと、右わき腹の若干の痛みがやや不安です。わき腹は、自宅に外泊する当日、「寝違えて」腹の筋肉痛とかってに解釈していたのですが、どうもそうでもなさそうで…

何かしらが起こる自宅外泊/四つん這い移動

「ゆったり」して「気が緩む」(?)わけではないでしょうが、自宅外泊時は何かしらが起こります。

前回は連日、38度台の高熱が出て、解熱鎮痛剤でごまかしていました(病院からは、高熱が続く場合はすぐに病院へ戻るように言われていましたが‥)

今回は、いちばん心配していた熱はずっと36度台の平熱で問題なしなのですが、それよりも深刻な症状が「頭のクラクラ感」。立って一人で歩くのが不安な状態です。四つん這いになったり、妻の肩を借りたりして移動せざるを得ません。

自宅に戻ってから突然こんな症状が出始め、困ってしまいますが、ともかく、あす朝、朝食後には病院に「帰り」ます。

何気に自然と「病院に帰る」という表現が出てくるようになってしまった感じ……

2か月ぶりの自宅/「ゆったり」できそう

ちゃんとチェックはしていませんでしたが、もしかして、10月14~16日以来、ほぼ2か月ぶりの自宅です。病室からわが家の玄関まで、自家用車で移動すれば20数分。物理的にこんな近くとも、病院と自宅は遠い!

やはり自宅は、「療養」面でも、ゆっくりできる気がします。きょうもずいぶんとゆったりと寝ることができました。この、「ゆったり」が、病院とはぜんぜん違います。今のところ、発熱をすることもなく、あと1日半、ゆったりできそうです。