安保法制「事前承認不要」が本質/高校同期生/送迎運転手からの相談

150423国会承認

集団的自衛権行使容認を前提にした「安保法制」にかかわり、自衛隊派遣はあたかもすべて国会の事前承認を原則とするかのような報道「見出し」がありました。

公明党が「例外なく事前承認」を盛り込んだ、と宣伝もしているようです。

ところが実際は、「事前承認不要」が本質です。なぜここまでして「戦争立法」をつくろうとするのか。安保法制のうち、例外のない事前承認を求めるのは国際平和支援法だけで、しかも承認にかかるのは活動の種類と地域などのみで、詳細な実施計画は「秘密」なので国会にははかりません。そのうえ7日以内の事前承認義務づけですから、素早く戦争に参加するしくみ以外のなにものでもありません。

自民・公明によるこの「戦争立法」暴走加速を止めないとなりません。

きょうは先日、いわき市役所長寿介護課にお願いしていた介護保険資料をもらいに行ったついでに、市役所内の高校同期生にあいさつにまわりました。

局長、次長、参事兼課長など重要任務につく年代です。

150423農道

昼食を高校同級のラーメン屋でとり、小名浜生協病院へ行くと、送迎運転手から道路にかかわる相談があり、さっそく、市役所小名浜支所に行って相談。「道路」ではなく、「田んぼのあぜ道」扱いの農道で、もともと国有地が自治体に管理をまかされた経過があり、市に舗装義務はない、というのですが、介護施設利用者送迎だけでなく、近隣住民以外にも利用していて、このデコボコは放置できません。

近くの地域包括支援センターにも寄ってごあいさつ。保健師などの求人への応募がなく、法律改定に伴う業務拡大への対応に困惑です。

地元で街宣/「安倍さんにはドキドキ」/「話を聞かせてもらってありがとう」

150422郷ヶ丘2

私が住む地元の郷ヶ丘・中央台党支部・後援会の5人のみなさんと街頭宣伝です。7か所で話しました。

流しながらバス通りに出ると、バス停でバス待ちの2人、散歩していた2人がそろって手を振ってくれる幸先良いスタートでした。

流している宣伝カーには、沿道からも、すれ違う車からも、信号待ちで並んだ車からも手を振ってくれる人が少なからず、期待の大きさを感じます。

街宣場所でも、家から出てきて聞いてくれる人、手を振ってくれる人、旗持ちのみなさんに声をかけてくれる人。最後までずっと聞いてくれて拍手してくれる人も。

150422中央台

最後の場所は、楢葉町から避難されているみなさんの仮設住宅が近かったのですが、手を振って聞いてくれていました。あいさつに行くと、「まったく話していた通り。安倍首相が原発事故後に海外に原発売り込みに出かけたニュースには驚いた。安倍さんの政策が打ち出されるたびにハラハラドキドキしている。共産党にがんばってほしい」と激励されました。

きのうの赤井地域でもそうでしたが、「話を聞かせてもらってありがとう」ときょうも見知らぬかたから声をかけられ、私にとっては前代未聞の初体験が2日続きました。

150422八重桜八分咲き

終えてからペロと散歩すると、先日咲き始めたと思った八重桜はもう八分咲き、といった感じ。

原稿書き・介護保険データ請求/赤井地域で街宣

150421浅口

午前中は、「かけはし」5月号の原稿を「戦争立法」をテーマに執筆。すでに公開してしまいましたが、チラシでまく際には若干、手が加わるかもしれません。

県庁本庁の介護保険室に電話し、県内市町村の第6期介護保険料一覧、それに県内介護保険の認定状況に関するデータもお願いしました。

いわき市役所の長寿介護課もたずね、同様に介護保険の認定状況のデータ提供を求めました。

150421比良

午後は赤井地域4か所の街頭宣伝を平北部党支部・後援会員6人のみなさんと実施。

家から出てきてくれて、最後まで聞き、拍手していただくかたが2か所で。お一人は、終えると「ありがとう。がんばって」と声をかけてくれ、すぐそばの商店へ入っていきました。かなり感動してしまいました。

平和憲法を根底からくつがえす企て/戦争立法

150415ハタ・戦争立法全体

政府は今月に入り、「戦争立法」の全体像を、自民、公明両党の協議会に提示しました。

「存立危機事態」では、日本への攻撃がなくても、集団的自衛権の行使で海外の戦争に参加します。安倍首相は、ホルムズ海峡に機雷が敷設された場合などの「経済的混乱」でも行使が可能としていますから、「存立事態」は軍事的危機とは限りません。

また、周辺事態法にある「日本周辺」の地理的制約をなくし、「重要影響事態」に衣替えし、世界中でアメリカの戦争支援をします。

さらに、いつでもどこでも自衛隊による他国軍支援を可能にする「国際平和支援法」(派兵恒久法)には、イラク・対テロ戦争支援のような海外派兵専用の「国際平和共同対処事態」も提示されました。

150418ハタ・戦争立法

PKO(国連平和維持活動)法の中には、国連が統括しない「国際連携平和安全活動」を設けて、アメリカ軍主導の治安活動参加に道を開くうえ、交戦中の他国部隊を防護する「駆け付け警護」や、治安維持のための駐留・巡回など従来の「自己防衛」を超えた武器使用の権限が与えられます。

「重要影響事態法」や恒久派兵法では、宿営地で、アメリカ軍などと共同して武器使用ができるとします。

また、近傍で銃弾が飛び交う「戦闘現場」になっても「捜索・救難」活動であれば活動を継続し、それ以外でも活動を休止・中断するだけで、撤退はしません。

これらは、政府が長年、「憲法上許されない」としてきた集団的自衛権の行使について、180度憲法解釈をねじまげた昨年7月の「閣議決定」の具体化です。まさに自衛隊員が海外の戦地で「殺し殺される」危険が鮮明です。

そのうえ、「存立危機事態」が「武力攻撃事態」に認定されれば、国民保護法が発動され、国民や地方自治体、民間組織が広く動員されることになります。

憲法9条をねじまげると行き着くところまで行き着きます。

戦後70年の節目の年に、平和憲法に基づいて築き上げられた政治のあり方を根底からくつがえすこの企てを許してはなりません。

市との意見交換会/長期避難者支援の制度設計・地域包括ケアシステムでの市立病院の役割

150420市意見交換

いわき市の復興及び将来を見据えたまちづくりに関して、「福島県議会議員といわき市との意見交換会」がありました。

いわき市選出の10人の県議全員と、いわき市からは市長はじめ各部長など、市議会から議長(代理で副議長)が出席しました。

150420③市意見交換

「原子力災害への対応」「小名浜港周辺地域の一体的な整備」「復興を加速させる産業振興」「明るく元気ないわき市の創造」の4つの大項目に基づき、9項目にわたって、「現状・課題」ならびに「提案」を各担当部長から説明を受け、意見交換しました。

私からは、「長期化する避難者への対応については未だ不透明」ななか、「国主導により、避難者の長期受入れにかかる制度設計の再構築」を求めている件で、市として国の方針が「不透明」としている具体的な事例に基づく認識と、どんな制度設計を望むか、また、新病院建設にかかわり、いわき市内での地域包括ケアシステム構築のなかでの新病院の役割・位置づけを聞きました。

150420①市意見交換

ほかの議員からも、私が聞いた「制度設計」について、実情を把握する市としての具体的提案の必要性の指摘、原発廃炉作業員の安全確保及び適切な労働環境整備についての具体的提案、人件費・建築資材高騰に伴う事業費増加対策、医師不足対応、市民と避難者との融和を図る交流施設整備などについて、市への質疑や意見が出されました。

一日、訪問して歩きました

150419八重桜

きょうは一日、訪問して歩きました。

午前中は、義務教育教員OB党後援会員の案内で、いわき北部地域のお知り合い宅。

150419ツバメ

元同僚のお宅がほとんどだと思いますが、お互いの近況やご家族の様子などについて話を交わしつつ、原発震災から4年たったこともあり、私に対しても、議員としてのいっそうの仕事をするよう、叱咤激励されました。

午後は、私の地元の住宅地で、後援会員といっしょに、私が日ごろ、お世話になっているかたがたを含め、ごあいさつにまわりました。

150419天狗

久之浜・大久地域での街宣/「浜風商店街」でも/「そのとおりだ!」

150418久之浜大久原

久之浜(ひさのはま)・大久(おおひさ)地域の街頭に出ました。

この地域は、2011年3月13日午前8時半には、当時のいわき市長が住民に自主避難を要請し、2日後の15日には、政府が屋内退避指示を発令した福島第一原発から20~30km圏内に一部が含まれている地域です。

5か所の街頭から話し、そのご近所に「かけはし」「赤旗4月号外」を配布する行動でした。

150418浜風商店街そば

家から出てきて話を聞いてくれる人、工事現場に出入りするダンプ運転手からの声援、握手を求めに来てくれる人、公民館にサークル活動で集まっていたらしき人たちが、窓を開けて「そのとおりだ!」と合いの手を入れてくれる場面、たまたま工事現場そばだったために聞いてもらわざるを得なかったみなさんからの拍手。

「浜風商店街」のすぐそばでも話し終えてからは各商店にごあいさつにまわりました。

震災半年後にオープンして以来、私も何度かたずねていますが、多くの政治家が来ていることも聞いています。みなさんから激励やねぎらいの言葉をいただき、ほんとうにありがたかったです。

150418散歩

家にもどってからはペロを連れて散歩もし、これからの原稿書きや学習会講師などの諸準備のための頭の整理など。

市内の諸団体訪問と懇談/期待の声/政治論議に花

2月県議会報告をかね、宮川えみ子県議、菅野宗長党地区委員長と市内諸団体を訪問し、懇談しました。

150417いわき市医師会事務局

きょうたずねて歩いたのは、いわき市医師会事務局、

150417いわき市病院協議会事務局

いわき市病院協議会事務局、

150417いわき市建設業協同組合

いわき市建設業協同組合、磐城(いわき)林業協同組合、

150417いわき商工会議所

いわき商工会議所、浜通り法律事務所、いわき市森林組合、いわきウイング建設組合、いわき民主商工会、湯本温泉雨情の宿新つた、

150417県漁連

県漁業協同組合連合会、いわき市漁業協同組合、

150417いわき市薬剤師会事務局

いわき市薬剤師会事務局、

150417JAいわき市

JAいわき市、

150417市職労

いわき市職員連合労働組合の各団体です。

今回、初めてたずね、お目当てのかたとは不在でお会いできないところもありました。なにせアポなしでこちらの都合で歩いているものですから…

大震災前からも、個人的に訪問していたところを含め、国政選挙のときなど機会あるごとにたずねていますが、とりわけ震災後は、率直な話を聞かせていただけているように感じます。

きょうも、いっせい地方選挙前半戦で共産党が躍進したと報じられたこともあり、期待の声も強いです。

「議会できびしく指摘してくれるのは共産党だけ。今後も筋を通してがんばってほしい」、「共産党が地方議会でも2倍、3倍になってほしい」、「安倍政権のやり方では徴兵制も必然」、「私の愚痴を聞いてもらった」などなど、政治論議に花が咲く、といった感じです。

侃々諤々・喧々囂々・喧々諤々

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ここのところ、たまたま、別の場で別な人が「喧々諤々(けんけんがくがく)と議論した」と言っていたことを耳にしました。

以前、私が編集の仕事にたずさわっていたころ、言葉遣いの「誤用」として教わっていた記憶があります。

そこで、『岩波 四字熟語辞典』(02年発行)で確認。

遠慮することなく、大いに議論することやそのさまを言うときは、侃々諤々(かんかんがくがく)。

もともと「侃々」は「論語」に出てきて、強くまっすぐなさま。「諤々」は「史記」に出てきて、ありのままに言うさま、だそう。

多くの人が、口々にやかましく騒ぎ立てるさまを言うときは、喧々囂々(けんけんごうごう)。

喧々はがやがやとやかましいさまで、囂々は声のやかましいさま。これら二語を重ねて、いやがうえにもやかましいさま。

したがって、侃々諤々と喧々囂々とは意味がもともと違うものの、「日本で、大いに議論する意の『侃侃諤諤』と混同した『喧々諤々』という語も耳にするようになった…『喧々囂々』と同義に使われている」と。

間違いも広まれば構わない、と言われているようで、合点がいきませんが、そういうことのようです。

130104塩屋崎

団会議でいっせい地方選交流/当面の日程調整

150416団会議

先月の2月議会閉会後の「県政報告」づくり以来の県議団会議でした。

毎週木曜日を定例にしているものの、この間、公務の諸行事に加え、いっせい地方選挙前半戦での各地への応援要請も受けていたため、久しぶりでした。

党県委員長も参加し、その選挙結果を受けての意見交換と交流です。神山さんが京都・奈良、宮川さんが滋賀・千葉、あべさんが兵庫、宮本さんが山形・千葉、私が福井・佐賀へ応援に行きましたが、その報告もそれぞれの地方色豊かでした。

きょうは新年度最初の会議でもあったので、午後の1時間ばかりは各部署にあいさつにもまわりました。

控室にもどってからは、6月議会(6月16日~7月1日予定)までの団としての当面の日程の調整です。そのひと月前から議会準備のスケジュールが入るので、団としての日程調整も、毎回のことながら、一仕事です。

150416福島市内