いわき市の復興及び将来を見据えたまちづくりに関して、「福島県議会議員といわき市との意見交換会」がありました。
いわき市選出の10人の県議全員と、いわき市からは市長はじめ各部長など、市議会から議長(代理で副議長)が出席しました。
「原子力災害への対応」「小名浜港周辺地域の一体的な整備」「復興を加速させる産業振興」「明るく元気ないわき市の創造」の4つの大項目に基づき、9項目にわたって、「現状・課題」ならびに「提案」を各担当部長から説明を受け、意見交換しました。
私からは、「長期化する避難者への対応については未だ不透明」ななか、「国主導により、避難者の長期受入れにかかる制度設計の再構築」を求めている件で、市として国の方針が「不透明」としている具体的な事例に基づく認識と、どんな制度設計を望むか、また、新病院建設にかかわり、いわき市内での地域包括ケアシステム構築のなかでの新病院の役割・位置づけを聞きました。
ほかの議員からも、私が聞いた「制度設計」について、実情を把握する市としての具体的提案の必要性の指摘、原発廃炉作業員の安全確保及び適切な労働環境整備についての具体的提案、人件費・建築資材高騰に伴う事業費増加対策、医師不足対応、市民と避難者との融和を図る交流施設整備などについて、市への質疑や意見が出されました。