委員会での付託議案採択/「水環境と水生生物」研修/エネ課やイノシシ対策

150630TPP採択

常任委員会に付託された議案の委員会採択でした。

私が所属する企画環境常任委員会での知事提出5議案は全会一致の可決。

議員提出の意見書議案では賛否が分かれました。賛否以前に、TPP交渉での国会決議遵守・原発事故による被害への賠償継続・住民納得のない避難指示解除をしないことを求める請願・意見書と、自主避難者への住宅無償提供継続を県に求める請願は私以外の委員全員が「継続」という態度で、本会議には出されません。

民主会派提案のTPP交渉での情報公開を求める意見書は、自民・公明・未来ネット・無所属の反対で否決されました(上の写真)。

150630マイナンバー採択

また、マイナンバー制度の実施中止を求める意見書は私だけの賛成で否決されました。

150630水生生物研修

昼休みには、「猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟」による研修会があり、塘忠顕(つつみ・ただあき)福島大学教授による「福島県の水環境と水生生物」をテーマとした講演を聞き、質疑もしました。

150630エネ課

これらを前後し、エネルギー課からは県内の再生可能エネルギー導入現況の資料の説明を聞きました。

150630イノシシ対策

イノシシ対策について、生活環境部・農林水産部の関係課から今年度予算の項目詳細の説明も受けました。

特別委の調査終結/自然保護課・除染対策課/団会議/原稿書き

150629特別委

「子どもの未来創造対策特別委員会」があり、2012年12月定例会で設置を決めた委員会としての調査の終結、調査報告書を確認しました。

150629自然保護課

これを前後し、自然保護課から、先日の委員会質疑を受けてイノシシ管理計画に基づく捕獲に関する説明を引き続きうけました。

150629除染対策課

除染対策課からは、市町村が設置する仮置場の整備状況などの資料を請求しました。

150629団会議

また、県議団会議で、今議会に提案されている議案・請願への団としての最終決定、討論原稿の検討です。

団会議では、ほかにも国会情勢などを含め、あれこれと意見交換。

月刊通信「かけはし」掲載用の原稿も午前中に原案を仕上げました。今議会へ提出されている請願・意見書への他会派の態度も受け、「戦争法案は廃案しかない!」がテーマ。

 

元同僚宅や実家ご近所など/内郷地域6か所の街宣

午前中はきのうに続き、地元党支部党員が元同僚のみなさん宅を案内してくれました。

以前からたずねていたお宅なので、再会を喜んでくれたり、「また頼むよ」「応援してるよ」と激励され、たいへんありがたいです。 150628内郷1

午後は私が高校生まで暮らした高坂団地で訪問行動。

とくに実家の隣組のみなさんからは力強く後押しされた感じで、元気をもらいました。

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その後、内郷(うちごう)地域内の6か所で街宣。

通りかかる車から身を乗り出して声をかけてくれるかた、手を振っていってくれるかた、出てきて聞いてくれるかたがいて、おおいに励まされました。

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遅い梅雨入り/庭のアジサイ/訪問/対話の大切さ/つどい

きのう金曜日の夕刻、月曜日朝以来の自宅にもどりました。そのきのう、仙台管区気象台が、いわき地方を含む東北南部が梅雨入りしたとみられる、と発表しました。

1967(昭和42)年と同じ遅さタイだそうで、平年より2週間、去年より3週間遅い梅雨入りです。

150627アジサイ1

わが家の庭に数年前から植えているアジサイも、雨に濡れてなかなかきれいな姿を見せてくれています。

150627アジサイ2

きょうは午前中、地元の党支部党員とご近所の「しんぶん赤旗」読者と医療生協組合員宅を中心に訪問です。

初めてお会いしただんなさんとは、「共産党だけでなく、ほかの政党の宣伝物もいらない。安倍首相は真剣に日本の安全を考えている」と対話の始まり。

長い時間ではありませんでしたが、話をしていると、「けっきょく国民の責任が大きい。選挙に行って投票し、その後の監視の責任もある。その宣伝物をもらう。がんばってほしい」と。

率直な対話の大切さを感じました。

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午後は「議会報告と交流のつどい」が私の地元の集会所であって、高橋あき子市議と参加しました。

私は医療・介護や戦争法をめぐるオリジナル資料を用意し、これらの課題への県民からの議会への請願に対し、県議会各政党会派がことごとく県民要望を切り捨てる態度をとっていることを報告です。

150627郷ヶ丘つどい1

みなさんからは、年金、公共料金や税金、県議会での自民党や共産党以外の「会派」への疑問、そして請願・意見書を葬る会派への怒りが語られました。

生活環境部審査/中間貯蔵施設やイノシシ管理計画など/介護・高齢福祉・医療人材対策

150625企画2

常任委員会2日目は生活環境部審査。

今年度から、組織再編によって、原子力安全対策課や災害対策課などが新設された「危機管理部」に移行し、総務委員会所管となったため、企画環境常任委員会の生還部としてはスリムになってしまいました。

補正予算や条例などの議案への質疑はなく、一般的事項について、私から、中間貯蔵施設予定地の地権者から直接聞いた話に基づき質疑。

その後は福島市選出の自民議員からイノシシ対策の質疑があり、私もこれを受けて、イノシシ管理計画に基づく捕獲の進ちょく点検管理体制、これまでの年間捕獲数を上回る捕獲計画であることから、事故防止策、狩猟者人材対策などについてただしました。

会津地域選出の議員からはツキノワグマ対策強化、ほかにも除染、消費者への福島産生産物の風評払拭対策を求める質疑がありました。

きょうもまた委員会を前後し、介護保険室・高齢福祉課、医療人材対策室から、前にお願いしていた資料の提供と説明を受けました。

150626介護・高齢福祉

介護では、認定者数に対する保険サービス利用者の率、介護認定度ごとの限度額に対する利用額率を知りたかったのです。

認定者個人の集計ではなく、2013年度1年間の「介護保険事業状況報告」によりますが、サービス利用者率は、要支援1で57.9%でいちばん低く、要介護2以上は9割台ですが、全体としては83.6%。2割近い認定者が保険サービスを受けていません。

150626医療人材

支給限度額に対する利用率では、要支援1が41.2%で4割台ですが、要支援2から要介護5まで、30%台です。1割負担の利用料が支払えない反映ではないかと思います。

常任委/補正予算/人口ビジョン、住宅無償提供打ち切り、全基廃炉、マイナンバーなど

150625企画

企画環境常任委員会でした。

初日のきょうは、企画調整部・避難地域復興局・原子力損害対策担当・文化スポーツ局の審査です。

6月補正予算では、避難地域12市町村が計画している復興拠点づくり推進の15億円、沿岸部での風力発電事業適地選定事業7,000万円の内容をただしました。

一般的事項では、秋口まで策定予定の「人口ビジョン」における人口目標と政策的根拠の考え方、今月15日に県が発表した自主避難者への住宅無償提供打ち切り決定後の問い合わせの件数や内容・対応、国の「改定復興指針」で避難指示を解除するとされる今後2年間の県としての点検・検証などの対応としくみづくり、原発事故による被害が、実害であるにもかかわらずうずもれてしまっているものを表に出すことを含め、被害の実相全体を明らかにする責任が県にあること、などを質疑。

また、原発の電源構成比率を2030年時点で20~22%にする政府の考えに対し、県内原発全基廃炉を求める県としての態度、「ネットに接続している限り、漏えいリスクがあり、次つぎと出てくるウイルス対応には追い付かないのが現状」のもとでのマイナンバー制度へのシステム・運用上の安全性問題についてもただしました。

150625避難者支援 (1)

委員会を前後し、控室に執行部に来てもらって説明を受けたり、委員会準備をしたり。

150625委員会質疑準備

一般質問2日目/避難者支援課など/マスコミ県政新任者/委員会審議準備も

150624知事

一般質問2日目は、自民、民主・県民連合、自民、公明、無所属の5人が質問しました。

民主会派は福島県議会唯一の社民党議員でした。安倍政権の「骨太の方針」案、新しい介護予防・日常生活支援総合事業・職員の人事評価制度については共感できる質問なのですが、再質問をしてしかるべき答弁なのに、一つも再質問はしませんでした。

150624本会議場

ほかの議員も、地元の要望を受けた無難な質問を含め、執行部をきびしく問う質問はなく、再質問もありませんでした。

本会議を前後し、避難者支援課・市町村行政課から話を聞いたり、マスコミの県政新任者のあいさつを受けてしばし懇談の時間をもったり。

あしたからの常任委員会での質疑の準備にも時間が必要でした。

150623あべ傍聴あいさつ

これはきのうのあべさんの質問傍聴のみなさんへのあいさつの様子。

一般質問/あべさんが登壇/住民分断は許せない

150623あべ質問

きょう、あすと一般質問です。

きょうは自民、民主・県民連合、未来ネット、共産、自民の順に5人が登壇。

共産党はあべ裕美子さんが質問に立ちました。

県原子力損害対策協議会で、避難指示解除や賠償の終期を早ばやと示す与党提言に「容認できない」という声が各構成団体から出されたことへの知事の受け止め、除染、「国が前面に立つ」べき原発事故収束、国民健康保険、学校耐震化、県営住宅入居、県による旅行券販売など、20分間で24問の質問でした。

150623質問後

住民の自立した暮らしを根底から破壊した加害者である国が、「自立」を名目に、原発事故も被害も賠償も終わったことにするために、住民分断策を進めることは断じて許せません。

真の人間の復興はまだこれからです。

150623あべ傍聴

傍聴に見えたみなさんに県議団としてごあいさつです。

150623引っ越し説明

県庁耐震化工事に伴い、私たちの控室が来月中旬から8月下旬にかけて仮設庁舎へ移動するため、担当部署からの説明を受けました。

平和大行進/原発再稼働「30基半ば」?/ベッド削減

150622平和あいさつ

原水爆禁止国民平和大行進が今年で58回目を迎えました。

午前中、県内の「中通りコース」を歩く大行進の県実行委員会、原水爆禁止県協議会とのみなさんと県執行部との懇談に同席しました。

議員になる前、私は「浜通りコース」で小名浜を歩いていましたが、ちょうどこの時期、6月議会の会期中で、今年も小名浜を歩くのは今週25日予定です。

150622平和行進

そんなわけで、県庁で都合がつく限り、こちらでの懇談に参加させていただいています。

議会は「議事都合の休会」で、あべさんの一般質問をあしたに控え、「読み原稿」の最終確認です。

その後、政府が2030年の原発による電源構成比率を20~22%に設定し、経産大臣が「30基台半ばが必要」と国会で答弁していることについて、いったい何を考えているのか、独自に検討しました。

福島第一原発6基、ほかに廃炉が決まった5基を除くと稼働の余地を残すのは43基、建設中3基を入れると46基。そのうち、原子力規制委員会が「新規制基準適合性に係る審査」を受理しているのが25基で、すでに「適合」とされたのが5基。

ともかくあと10基程度を具体的に再稼働の対象としていることになります。

150622ベッド削減

今度は先週15日、政府が2025年時点で望ましいベッド数として、福島県では現在の2万1,500床から28.4%削減して1万5,400床と示したことについて、県内の7つの医療圏に機械的に当てはめて作表してみました。

医療圏ごとに機械的にいかないにしても、数的にはこうしたことがねらわれています。

医療生協総代会/暴走政治を地域から跳ね返す医療生協の役割について討論/安保法制廃案を求める決議

150621総代会討論

浜通り医療生活協同組合の年に一度の第36回通常総代会がありました。

私は議案提案者の27人の理事の1人でもあります。

前年度(2014年度)事業・決算・剰余金処分と監査報告(1号)、今年度事業計画・予算(2号)、役員報酬(3号)、議案決議効力発生の件(5号。各決議後に誤字などの修正を理事会に一任してもらうこと)はいつもの議案ですが、今年度は介護にかかわる「重度者」対策として社会福祉法人設立を念頭に、法人所有資産寄付予約の議案(4号)を提案しました。

150621総代会討論2

午後の討論では、12人の発言者の最後に、「暴走政治を跳ね返し、住み続けられる地域づくり」をテーマに医療・介護をめぐる私たちの課題について、自治体の責務である「住民の福祉の増進」を果たさせる足元でのとりくみをできるのが医療生協、といった提起を5分間の時間で話しました。

総代会後、大ベテラン総代から「きょうも明快な話でよかったよ」と声をかけられ、ホッとしたところです。

議案がすべて多数で採択後、「『安全保障関連法案』の廃案を求める」特別決議が参加者全員の拍手で確認されました。

150621総代会会場