テレビ収録/12月議会最終日/全会一致で「核兵器全面禁止」

午前中、県議会広報テレビ番組の収録がありました。

テーマが「県民の健康を守る! 医療体制の充実」で、このテーマにかかわっての「会派報告」として、私がインタビューを受けました。

番組は、12月28日午後5時から30分間で、テレビユー福島(TUF)で放映されます。宮川さんも「私の宝」をテーマに登場します。

ちなみに今回は5人の議員が登場しますが、4人がいわき市選出です。

12月定例県議会はきょうが最終日。議案への討論と採択がありました。

131217決算討論

討論に立ったのは、今議会に提案された議案に関してはわが党の神山さんだけ、継続審査議案の2012年度決算については私だけでした。

補正予算に私たちは賛成しましたが、消費税増税を見込んだ公の施設の利用料などの値上げ条例案には、大企業に負担を求めるもの以外は基本的に反対です。

また、請願・意見書については会派によって様ざまな立場が明瞭になりました。

出生届けに「嫡出子」「嫡出子でない子」の記載義務づけ廃止を求める戸籍法改正意見書には自民党だけが反対し、可決されました。

131217自民反対・公明退席

集団的自衛権容認の憲法変更をしないことを求める意見書には、自民と未来ネットが反対し、公明党が退席して否決されました(↑)。

131217民主退席

政府がコメの需給と価格に責任をもつことを求める意見書には、民主が退席し、共産・みどりの風だけの賛成で否決されました(↑)。

131217全会一致

画期的なことに、核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書が全会一致で採択されました(↑)。

4km渋滞1時間/各派交渉会/採択委員会/議案態度

131216渋滞雪景色

東北道で事故があり、私が降りる福島西インターから先が通行止めの影響で、西インター手前4kmの渋滞でインターを出るまで1時間かかりました。

議会日程がある月曜日は、130km離れた自宅から出発するので、少し早めに出てよかったです。

もっともきょうは、事故だけでなく、雪の影響で遅れた議員もいたようで、10時からの代表者会議や30分後の各派交渉会は少しずつ遅らせました。

が、11時からの議案採択のための各常任委員会は時間どおりの開始でした。もっとも、一つの会派が採択態度を決めていない議案について、直前に会派会議を開いていたために、実際は遅れました。

131216採択・値上げ条例

私が所属する企画環境常任委員会では、私以外の委員は全議案に賛成、私は、消費税増税を見込んだ県文化センター、ふくしま海洋科学館、県男女共生センターの利用料値上げ条例案に反対です。12日の初日の委員会で私は、質疑の冒頭、「資金が潤沢な大企業などに負担を求めるならともかく、生活実態が苦しい県民に負担を求めるのはいかがなものか」と表明していました。

131216議案態度

委員会後は、あしたの本会議での議案への態度を県議団として最終確認です。

委員会2日目/避難者データベース/住み替え/防災計画/秘密法撤廃

131213生環部

企画環境常任委員会の2日目。

きょうは生活環境部、原子力損害対策にかかわる審議でした。

生活環境部は、原発廃炉・汚染水対策、除染、「中間貯蔵施設」など、原発事故対応にもっとも密接にかかわる部署でもあり、加えて賠償・避難者支援です。

「中間貯蔵施設」については、あす、環境大臣・復興大臣が、県と地元4町に対して検討会の調査検討結果などの説明とあわせ、その設置と既存の管理型最終処分場の活用の要請に福島へ来ることもあり、質疑も集中しました。

私は、県が来年1月には独自に整備するすべての避難者約6万2,000世帯ののデータベース化にかかわって、同一市町村内避難を含めた県内避難者の意向をくみとれるよう求めました。

また、応急仮設住宅の空き住戸を対象に、被災自治体が必要と判断した場合には住み替えが可能となったことを、借上げ住宅においても実施するよう、強く求めました。

今年度内に、原子力災害対策を含めた地域防災計画が見直されますが、とくに広域避難が必要になる場合のシミュレーションの作成が不可欠であることも指摘しました。県バス協会との「災害時等における緊急・救援輸送に関する協定書」も、それがなければ生きたものにはならないと思います。

さらに、第一原発の汚染水対策や燃料取出しなどの実施計画のうち、核物質防護の措置の内容について、国会議員が資料を求めたところ、原子力規制庁から全135ページにわたって黒塗りだったことも示し、特定秘密保護法によって隠される情報がないよう求めるとともに、共産党としてこの法律の撤廃を求めることも強調しました。

131212ホテル

常任委員会/企画・復興局・文スポ

131212常任委発言

きょう、あす、月曜日と常任委員会です。

私は企画環境常任委員会。企画調整部、避難地域復興局、文化スポーツ局の審査でした。

消費税増税を前提にした県文化センターの利用料金、ふくしま海洋科学館(アクアマリン)の利用料金の改定条例案には異議を唱えました。

補正予算では計上されている、被災地における住民主体の地域活動を支援する復興支援員などを設置する「市町村復興・地域づくり支援事業」の詳細な説明を求めました。

議案以外では、県の総合計画・復興計画施策のとりくみ状況に対する総合計画審議会の評価への県の対応方針で、「新しい社会の在り方を“ふくしま”から示す」としてることの具体的イメージ、避難自治体住民の意向調査結果を受けた復興公営住宅整備計画の見直し作業の経過、来年3月で期間が切れる、公の施設の指定管理者の指定にかかわる経過、などなどの質疑が続きました。

11月臨時議会で新たなメンバーが決まり、実質的な質疑・審議は今回が最初でした。

131212県民ホール前廊下

議案への態度/一般質問2日目/決算委の採択

午前中に県議団会議で議案に対する態度の検討です。

消費税増税を見込んだ条例が数多く出され、また、議員提案となる意見書議案についても話し合いました。

131211人事説明

昼前後には、執行部から「県新型インフルエンザ等対策行動計画」、および議会最終日に提案予定の人事案について説明がありました。

131210議場

午後1時からはきのうに続き、一般質問の2日目。

きょうは、自民、民主・県民連合(社民議員)、自民、休憩をはさみ、公明、みどりの風の5人でした。

議場の様子はきのう。

131211決算採択委

本会議後は、決算審査委員会。9月議会から継続とされて、決算委員会で審議を重ねたうえでの意見書の確認と決算認定に関する採決でした。

予算そのものには私たちは反対していましたが、意見書はその議決の趣旨に基づいた執行についての意見であり、私たちの意見も反映されているもので反対はしません。

決算については、行政姿勢とお金の使い道そのものなので、普通会計と病院会計については、その理由を本会議で討論し、反対することを表明しました。

各派交渉会/一般質問に宮本さん

131210各派

午前中に各派交渉会がありました。

代表者会議で確認された議員報酬減額措置の取り扱い、特別委員会の設置を了承しました。ただ、報酬減額を残る任期についても従来通り10%削減とすべきとしたのは共産党だけで、残る5会派は5%に削減を縮減することで横並びです。条例案になるので、私たちは提案者とはなりません。

特別委員会は「環境回復・エネルギー対策」「復興加速化・風評対策」「子どもの未来創造対策」の3つを設置することを確認。こちらの条例案は全会派で提案します。

午後からは本会議。きょう、あすと5人ずつの一般質問。

きょうは自民、民主・県民連合、未来ネット、休憩をはさんで共産、自民の順。

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共産党は宮本しづえさんが登壇。避難者支援、避難自治体などへの支援、社会保障、教育行政について30項目の質問でした。降壇時に私は拍手。

宮本さんは、避難指示解除後に賠償が継続される期間を1年間を基本としようとする原子力損害賠償紛争審査会の方針について、仮設住宅の住み替え要望への柔軟対応について、教職員の多忙化解消について、再質問・再々質問しました。

あべさんの代表質問とあわせ、後日、県議団ホームページに掲載します。

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「赤旗」登場の議長にあいさつ/県民の立場、思い/図書室など

131209議長

7日付けの日刊「しんぶん赤旗」の「秘密保護法案 各界怒りの声」に登場してもらった平出孝朗県議会議長にお礼を兼ねてあいさつしました。

3日の4会派による議長申入れ後、5日の代表者会議を終えてから「県議会議長談話」を発表したのを受け、「赤旗」記者インタビューに応じてもらった記事です。

131207ハタ議長

「県議会議長として、特定秘密保護法に対し反対や慎重審議を求めている県民の立場、思いを大事な結果として受け止めています」という言葉が重いと思います。

きょうは議員図書室で過去の雑誌や新聞の記事をチェックしたり、控室で執行部職員から国の廃炉・汚染水対策現地事務所のことを聞いたり、被災者雇用政策など先日聞いた制度の実績を聞いたり、準備中の原稿の点検をしたり。

議席数と知事答弁数/黒塗り資料135㌻

131205共同宣伝カー

きょうの本会議は自民党、民主・県民連合の代表質問でした。

それにしても、知事答弁は、自民に5問、民主・県民連合に3問、きのうの共産党に2問、未来ネットには1問。同じ30分間の質問に対し、議席数に応じて答弁数を「配分」するらしいのですが、どれほどの意味があるのでしょうか。

本会議前には、きのうの秘密保護法案廃案を求める4会派共同街頭宣伝や共同声明発表をしたことについて、各会派をまわり、ごあいさつしました。かつてない雰囲気に「楽しかった」「これからもしたい」といった声や、共産党の宣伝カーに乗って共産党のプラスターを持っての宣伝には戸惑った、の声もあれば、感動した、の声も。

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それはともかく、おとといまでに原子力規制庁が日本共産党の笠井あきら衆院議員の求めに応じて提出した資料全135㌻は完全に黒塗り。福島第一原発の汚染水対策や燃料取り出しなどの実施計画のうち、核物質防護の措置の内容を求めたものでした。

秘密保護法がない今でも、「核物質防護」を口実に原発情報は隠されています。なにが秘密かも秘密の実態です。特定秘密保護法によって、これが強化・拡充されるのです。

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あべさん代表質問/傍聴のみなさんと控室で交流

131205あべ代表

県議会本会議初日のきょうは2人の代表質問でした。

ふくしま未来ネットワークの次に、共産党のあべ裕美子さんが登壇。

あべさんは30分間の時間で、安倍政権の暴走と特定秘密保護法案、廃炉と放射能汚染水の危機打開対策、原発労働者、避難自治体および避難者の支援、除染および賠償の促進、再生可能エネルギーの普及と促進と開発、県民の医療福祉の向上、農林水産業を守り地域経済の再生・振興を図ること、特別支援学校の9項目について、計36の質問をしました。

再質問、再々質問では、知事が「国家の非常事態」と認識する放射能汚染水問題での国の具体的対応、原発労働者の労働・休息環境改善、原木しいたけ生産者への賠償など。

質問・答弁の全文は、党県議団ホームページに間もなく掲載しますので、ぜひご覧ください。

131205あべ傍聴

質問後は、控室で傍聴のみなさんを前に交流と県議団としてごあいさつ。

きょうの質問・答弁は、県へあらためて申し入れる材料となった、という原木しいたけ生産者もおられました。

秘密保護法案/議長談話/4会派声明/共同街宣

131205声明

秘密保護法案をめぐる福島県議会の動きです。

12月定例会開会前日の2日、翌日開会日の冒頭に議長として何らかの意見表明が必要だと考え、各会派へその申入れについて相談しました。9月議会では全会一致で慎重審議を求める意見書を採択していたことに加え、福島で開かれた地方公聴会で公述人7人全員が反対・慎重審議を求めたにもかかわらず、翌日に衆院本会議で強行に採択されたからです。

3日の本会議前の午前中、民主・県民連合、未来ネット、共産党、みどりの風の4会派代表によって、「慎重な審議を尽くし、採決を強行しないよう表明すべき」とする議長申し入れが実現。

けっきょく、開会冒頭での議長の表明はなく、5日の代表者会議で申入れを議題にする、と。

それがわかった段階で、また他会派との相談で対応を協議し、5日の代表質問前に、本会議で全会一致での決議を上げる方向で4日に調整を始めました。午後には自民党から決議には乗れない返事があり、そうであれば、4会派での共同声明発表を「廃案を求める」文言で準備。

そしてきょう5日の朝のうちに4会派で文言を合意しました。

午前中に行なわれた代表者会議後、議長は議題となった私たちの申し入れを受け、「原発の安全に関する情報が『テロ防止に関する事項』に含まれることのないようにする等、改めて慎重な審議を求める」とする「談話」を発表。

その後、私たち4会派は、記者会見で「特定秘密保護法案の廃案を求める声明」を発表しました。

その場で、きょうの本会議終了後、4会派そろって街頭から訴えることにも合意。

131205共同街宣

午後4時半から、福島駅前で合同の街頭宣伝。民主党と共産党と社民党の宣伝カーが並びました。

131205街宣2

県議会の会派として、民主・県民連合、日本共産党、未来ネット、みどりの風の代表、そして県民連合に所属する社民党、未来ネットに所属する維新の会の代表からも、廃案を求める訴え。

131205街宣

仮に強行されたとしても、撤回させるたたかいはこれからも続く、と各代表から熱い訴えが続きました。