早朝、というか未明、友人から借りているCD、ベルナルト・ハイティンク指揮、王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、「アダージョ~マーラー、愛の物語」を聴きました。マーラーと言えば、私にとっては交響曲第一番「巨人」で、この曲から始まってマーラーを知ろう、などと高校時代に思って以来です。マーラーは、<君のために生き、君のために死ぬ>と最後に楽譜に書き込んで亡くなったらしいですが、彼の音楽のテーマはひとことで「愛」と言われる音楽家です。夕刻には東芝EMIのCD「BEST CLASSICS 100」を聴き終えました。発売時期は細かな字のところに書いてあるのかどうか、よくわかりません。
6枚組の100曲で、時間を図ったわけではありませんが、仮に1曲5分として500分、8時間強、といったところでしょうか。
クラシックのこうしたオムニバスを自ら手にすることはないので、これも友人のおかげで聴くことができる貴重な機会です。
曲目もさることながら、その「解説」。「人間誰しも気持ちをぐいっと持ち上げて元気をカラダに充満させなければならない時がある。なのに心の中はそよとも風の吹かない状態。そんな時に威力を発揮する音楽」…
「交通手段や携帯電話やインターネットの発達は便利でいいけれど、おかげで地球はますます狭くなり、時間とストレスに揉まれ続ける毎日。だからこそ、心を心地よく包んでくれる安らぎの音楽」…
「時にはシャンデリアのごとく豪華絢爛に、時には夜のしじまに差し込む月明かりのように。ここには光きらめく音の海原が広がっています」…
いやっ、感心しきりです。