10月1・2日の「緊急事態」に対応したイレギュラーな抗生剤点滴もいちおう、きょうで終了。午前、午後と1日2回、9日間続きました。
あす早朝の採血で血液の様子を観察し、とくに問題がなければあさってからは2泊3日の外泊が可能となり、17日から3日間、2度目の化学療法予定です。
きょうの癒しタイムはDVD1枚とCD3枚。DVDは義姉が持ち込んでくれた1枚で、「鍵泥棒のメソッド」。「貧乏役者の桜井(堺雅人)は、出来心から銭湯で転倒した男(香川照之)とロッカーのカギをすり替え、男になりすます。しかし実はその男は“伝説の殺し屋・コンドウ”だった!」…あらすじだけ見ると、おどろおどろしい話の展開になりそうですが、あにはからんや、最初の銭湯での転倒シーンからして、コメディです。女性編集長・水島香苗(広末涼子)を加えて主な出演者は3人。婚活中のこの編集長もまじめすぎてヘン!CDはいずれも今回の入院を機に友人が貸してくれたもの。小澤征爾さんの2枚組「Seiji Ozawa BEST OF BEST」は小澤征爾版オムニバス。1枚に13曲、全部で26曲で、1曲1曲、曲名も確認しながら聞いてみました。もう1枚は、カール・ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団による「バロック・コンサート」。「演奏者について」の解説によれば、そもそもこの室内管弦楽団は、ミュンヒンガーが第二次世界大戦後、バロック音楽を専門に演奏するための楽団として創設、バロック・ブームのきっかけを作ったのもミュンヒンガーなんだそうです。もともと私は、バロックはせいぜいブラス・アンサンブルによる演奏ぐらいにしか興味がなく、オムニバス形式のCDも自らは手にしないので、いろいろと貴重な体験で癒されています。