ゴメリ州保健局/放射線学研究所/情報提供

きのうのうちにウクライナのキエフからベラルーシのゴメリに移動。バスで約4時間です。

きょうはゴメリ州保健局と放射線学研究所をたずねました。

保健局は住民の健康維持のため、事故後、1年半から2年の間に台帳を整備し、健康診断にあたっているとのこと。

子どもの受診率は100%、大人も99%の受診率。国家が健康診断の実施者として責任をもつしくみは、日本が行政が責任をもたずに保険者まかせであることの根本的違いがあります。

あえてそのしくみに触れずに福島県の健診受診率やがん検診受診率の話を私からすると、「住民自身の健康意識の向上が必要なことと、当初はベラルーシでも医療者自らが住民を訪問することから始めた」とのこと。

放射線学研究所では、畜産・林業・農業での被害を最小限に抑えることを眼目に研究活動を展開している、とのこと。

とくに情報提供の重要性を、採算性・経済的側面から語る姿勢が印象に残ります。

情報に関しては、「専門家の養成」、「住民に対する放射線の客観的で正確な知識提供の場の創出」、「子どもたちの教育」をしっかりと位置づけているようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です