『道ひとすじ』(上田七加子著、中央公論新社)を読みました。
同社発行の『婦人公論』2011年1月から3回にわたり、「夫・不破哲三との革命的熱愛人生」に連載後、新たな取材・加筆・再構成して本になったものです。
七加子さんは83歳、不破さん(本名・上田建二郎)は82歳。七加子さんは19歳で日本共産党に入党し、20歳で不破さんと婚約。それから60余年。
夫が国会議員、党の書記局長、委員長、議長と公的な立場に立たされた長い年月も、その年代ごとに、ご自分ができることを精一杯にがんばれたことなど、いつも目の前にあることのほうが、大切で、おもしろく、性に合っていた、とのこと。
この世に人間として生まれた以上、もっとも人間らしく生きられるように、よりよい社会をめざして働き、この道をただひとすじに生命ある限りこれからも歩きたい、と、はなはだ「革命的楽天的熱愛的」な人生を見せてもらった思いです。