介護保険料/合併住民の負担増/自治体分割

県内市町村の今年度から3年間の介護保険料月額基準額が、先月末に明らかになりました。

各市町村「まかせ」が介護保険制度の基本なので、県平均はあまり意味がないかもしれませんが、県平均は4,705円。この制度が始まった当初(2000~2002年)は2,378円でしたから、1.98倍、ほぼ2倍です。

5,000円を超えたのが、福島市(5,100円)、白河市(5,100円)、磐梯町(5,093円)、西郷村(5,495円)、飯館村(5,703円)の5市町村です。

福島県は、介護保険開始時は90市町村でしたが、「平成の大合併」により今は59市町村です。

たとえぱ今の福島市は福島市と飯野町が合併しましたが、介護保険料は旧福島市住民にとっては00年に対してほぼ2倍、旧飯野町住民はほぼ2.5倍です。

また白河市は、白河市・表郷村・東村・大信村が合併しましたが、旧白河市は2.1倍、旧表郷村は2.3倍、旧東村は2.6倍、旧大信村は2.9倍です。

合併で広域化して市になって、旧町村住民は負担がより増えてしまいました。

住民に身近な自治体の存在こそが大事なのではないでしょうか。これからは、住民にとってなんの益もない合併を見直し、自治体分割こそ必要なのではないでしょうか。

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