新聞切抜き・処分/冷温停止/言葉のトリック

昨年11月の県議選直後ぐらいからの新聞3紙がたまってしまい、切り抜きと処分をしました。

毎回、1日がかりなので、新聞の読みかた・処分法は課題なのですが、改まらないまま今に至っています。

原発の「冷温停止状態」の件です。もともとこの言葉は専門用語で、運転していた原発を停止したあと、原子炉圧力容器内の水温が100度以下に保たれていることを言います。要するに、健全な原発で正常に運転を停止するさいの状態をさしていました。

ところが今回、炉心溶融という異常事態の原発にあてはめて、圧力容器底部の温度が100度以下で、放射性物質の放出が抑えられていることを基準としたのです。

圧力容器底部にどれだけの燃料が残っているのかもわからず、汚染水を通してどれだけの放射性物質が放出されているかもわからないのに、です。

核燃料化学が専門の元中央大学教授の舘野淳さんは、「『収束』は言葉のトリック」と「しんぶん赤旗」のインタビューで断じています。

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