『検証 原発労働』(日本弁護士連合会編、岩波ブックレット)を読みました。
昨年(2011年)8月4日の原発労働問題シンポジウムの記録です。
このシンポは、日弁連が「人間の復興を目指して」をテーマにした震災・原発問題の連続シンポの第一回でした。
日本共産党の渡辺ひろゆき・いわき市議会議員もシンポジストとして参加し、執筆者の一人として登場しています。
渡辺市議への原発労働者の相談や、日弁連貧困問題対策本部による原発労働者への聞き取りによっても、原発労働の下請け・孫請け・ひ孫請けと人夫出しの実態があり、これによって原発の現場で働く劣悪な非人間的な労働が集中的に顕(あらわ)れていると思います。
廃炉へ向け、長期にわたる原発労働は不可欠です。派遣労働があたりまえの労働法制の抜本的改正と、原発現場で働く人たちの労働環境の抜本的改善をいそがなければなりません。