安保50年

『普天間問題と安保50年』(安保破棄中央実行委員会)を読みました。

同実行委員会による「安保がわかるブックレット⑥」になります。

アジア・太平洋戦争後のアメリカによる占領と、サンフランシスコ条約のもとで沖縄の最高権力者となった米軍が、「銃剣とブルドーザー」によって住民を立ち退かせて強行建設したのが沖縄の米軍基地のほとんどです。

「陸戦の法規慣例に関する条約」(ハーグ陸戦法規)は、たとえ占領中でも、「私有財産は、之を没収することを得ず」(第46条)と明記しており、米軍による基地強行建設そのものが国際法違反の無法行為で、普天間基地の無条件撤去は当然のことなのです。

この当たり前のことを広めないとなりません。

本書のメインは安保条約50年の歴史と、その条約のもとでの日本の現状です。

4月15日に米上院外交委員会で、米日財団理事長のジョージ・パッカード氏は「日本の新しい世代が、自国に置かれた外国軍の基地を我慢しなければならないのか疑問を深める」「この条約が無期限の未来まで続くと考えることはできない」と証言したことを、私たち日本国民こそが真剣に考えるべきだし、その時期だと思います。

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