3代目の南極観測船として、25回の南極航海で約119万km、地球を30周分航行した「しらせ」がきのう、被災地の復旧・復興の支援を目的に、小名浜港に入港しました。
きょうから13日まで無料公開です。午前10時から午後4時まで。
この初代「しらせ」は、もともと海上自衛隊で最大の艦船だったそうですが、1983年の第25次南極観測に就役して以降、耐用年数を迎える2008年まで活躍しました。
その後の利用について公募したものの、選定先がなく、スクラップ処分がいったん決まったものの、09年11月の再公募で、世界最大級の民間気象情報会社ウェザーニューズが選定され、この船は「SHIRASE」として第二の船出を果たしたんだそうです。
同社は創業者が約40年前、小名浜で海難事故にあい、「船乗りの命を守りたい」と立ち上げた会社だそう。「小名浜は会社発祥の地。創業者の使命感を受け継いで今回の活動を決めた」とのこと。
船内では、ボランティアのみなさんの案内で、さまざまな船室や、オーロラの映像、南極の氷も味わえます。
あす、あさってと、さまざまなイベントも用意されているようです。