【小名浜港の埠頭】
少し街中を歩きました。
室内や設備に被害がないかちょっと心配していた写真スタジオをたずねたら、ちょうど、入園式を終えた子どもと両親が、おもちゃ遊びをする子どもを真ん中に撮影中。その様子を目にした瞬間、久しくもちえなかったなごやかな気分になれました。
マスターいわく、「撮影することを通して、住民のみなさんが日常を取りもどす手助けをしたい。それぞれの立場で日常復興の支援の仕方は違うが、いっしょにがんばりましょう」と。
運送会社の営業所では仕事は半減。「トラックが全部流された会社もあると聞くから、ウチは幸運とも言えるが、比重が大きい原発立地地域の集配のめどがたたない」と困惑気味です。
【県港湾建設事務所前】
食品・日用品の卸し問屋さんが言うには、今でもいわき市へ納品しに来ることをさける業者もあるとか。また、地元の小売店舗が営業再開に動き出したタイミングで、市が支援物資の一般市民向け配給を始めたことに困惑が広がった、の話はたしかに難しい問題です。
配給場所に出かけられる人は、小売店舗にも出かけられるわけです。出かけられずに家の中にとどまらざるを得ない高齢者や障害者にこそ、物資が届けられないといけないはずです。彼もそう言っていました。
ラーメン屋さんには、津波で家を流されたかたが何人か来るそうです。明るく語ってくれる人ばかりだそうで、元気と勇気を分け与えてもらっている、とマスター。
道のりがけわしいことは間違いないとみんなが承知していますが、前を向いて、励ましあいながら進みたいと思います。
【港湾労働者福祉センター前で 宮川県議と】
写真はすべてきのう。