『憲法カフェへようこそ』(あすわか著、かもがわ出版)を読みました。
もとはといえばけさ、NHKスペシャル「天才絵師『若冲』の謎」を再放送していて、若冲関連の本をどうしても見たくなって本屋さんへ行ったところ、この本を目にしてしまいました。
きのう(5月3日の憲法記念日)の「朝日新聞」で、根本清樹・論説主幹が「座標軸」で冒頭から紹介していた本です。
著者の「あすわか」とは、「明日(あす)の自由を守る若(わか)手弁護士の会」の略です。
2012年4月に自民党の日本国憲法改正草案が発表され、同年12月の衆議院選挙で第二次安倍政権が誕生し、草案のような憲法に変えられてしまうと実感し、2013年1月にその危機感を抱いた28人の若手弁護士らが呼びかけて設立されたのが「あすわか」。
その年4月ごろから、カフェなどで始まった憲法勉強会が「憲法カフェ」です。カフェに限らず、お茶の間、居酒屋、レストラン、病院、保育所、学校など身近な場所で行なっているんだそうです。
憲法を変える・変えない以前に、憲法が何のためにあり、どんな役割・機能があり、いまある法律とどんな関係があるかなど、憲法のイロハのイを市民とともに知る「知憲」の活動です。
そんなわけで、ものすごくカジュアルです。