2月議会開会/議席/知事説明/「影」ではなく現実

150216開会・議席指定

2月定例県議会が3月20日までの33日間の会期予定で開会しました。

日程の冒頭、1月25日に執行された本宮市安達郡選挙区(1人区)の県議補選で当選した議員の議席指定がありました。

県議会会議規則に基づきますが、儀式のようなもので、辞職した議員の空いた議席にまず座り、その後、議席が会派ごとにまとまるように、あらかじめ会派意向を聞いたうえでの議席が指定されました。

150216開会・知事説明

開会日のメインは、所信を含め、知事提出議案に対する知事説明。

「原子力災害が福島県全体に落とした影の大きさ、深刻さ」と、「福島県を覆う影は、様々なところで分断と矛盾を引き起こし、複雑化した課題の解決には極めて多くの時間と労力を要する」と語りながら、私の印象としては、「見え始めた光」が強調され、「影の大きさ、深刻さ」「複雑化した課題」を一人ひとりの県民に寄り添った場合に、どのようなものとして具体的に受け止め、解決しない原因をどうとらえ、その原因をどう取り除くために県は主体的に何をしようとするのか、明確ではありません。

しかも知事は「影」と表現しますが、(影の)「イメージ」、(影の)「影響」、あるいは「光と影が交錯」という言葉と結びつけることで、「現実」に真正面から向き合うことを避けるロジックのように思いながら聞きました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です