土砂災害へのハード・ソフト対策/貧困対策はこれから

140910砂防予算

朝、県庁控室へ行くと、砂防課の職員がただちに来てくれ、土砂災害危険箇所のハード整備状況と、ソフト面での土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定状況を一覧にした資料を示してくれました。

こうして私の認識も一歩前へ進むのですが、ハード整備では、土石流危険渓流が1897(明治30)年施行の砂防法、地すべり危険箇所が1958(昭和33)年施行の地すべり等防止法、急傾斜地崩壊危険箇所が1969(昭和44)年施行の急傾斜地崩壊防止法に基づくことを知りました。

その全体の整備率が30%に満たないわけです。

警戒区域などの指定は、2001年施行の土砂災害防止法に基づきます。

この指定数を、県としては2020年までに、土砂災害危険箇所8,689か所の半分までにしたい、とのこと。今年6月時点では2,309か所(26.6%)です。

この指定が「ソフト」面の対策という意味は、警戒区域に指定されると避難計画やハザードマップ作成が義務づけられ、特別警戒区域になると、建物制限などが加わります。

ちなみ、土砂災害防止法施行の2001年度からの砂防事業当初予算の推移をみると、01年に77.6億円だったものが、年ごとに減少し、今年度はその4分の1の19.8億円にまで減っています。

「公共事業」が全体として減らされているから、と言いながら、現実は、ムダ使いの大型事業にはそそぎこみ続け、暮らしに密着した生活関連公共事業を削り続けた、ということではないでしょうか。

140910子どもの貧困

ほかにもきょうは、「子どもの貧困対策法」に基づく県の計画づくりにかかわり、保健福祉部、教育庁の担当課から話を聞きましたが、計画そのものをどこが所管するかを含めて、これからのようです。

またきょうは、9月議会での一般質問の検討もしました。

「土砂災害へのハード・ソフト対策/貧困対策はこれから」への2件のフィードバック

  1. お久しぶりです。昔々2011年の県議選で長谷部さんの選挙運動を手伝ったWです。
     2014年福島県知事選挙についてご要望があります。今回の10月6日告示、10月26日投開票の<福島県知事選挙>ですが、現職の佐藤ゆうへい知事が勇退し、3選不出馬を表明し、自民党は独自候補の<鉢村健さん(55)>を擁立予定でしたが、名前が挙がっておる<内堀副知事>と与野党相乗りをして、7月の滋賀県知事選で敗北して、連敗しないように(フクシマの次のオキナワでの11月の県知事選もにらみ)鉢村さんの立候補をとりやめてしまいました。
     福島県知事選は無所属の3人が立候補を名乗り出ていますが、大政党(自公民社4党<自民党・公明党・民主党・社民党>)が内堀副知事の支援を決め込んでいますから、共産党県委員会から独自候補を出してもらわないことには選挙構図が定まりません。
     どの候補も<脱原発>を訴えておりますが、真の脱原発、真の福島県民を想うことができうる政党は日本共産党だと考えています。
     今は私は社会民主党の支持者で、本来は内堀さんを応援しないといけないので他党派の目線から一言申し上げますが、ぜひとも共産党さんから候補者を出していただいて、真面目な選挙戦を展開いただきたい。長谷部県議のほうでも県委員会に申し出てください。
     真面目な綺麗な福島県知事選を他党派ではありますが、展開してまいりましょう。立場や思想は違いますが、影ながら長谷部県議を応援していきます・・・・県知事選挙では歩調は合わせられませんが、衆院選の小選挙区(福島5区)では、吉田えいさく予定候補者に投票したいと思います。
     なにとぞご一考のほどよろしくお願いします。

  2. オール与党VS日本共産党の選挙構図になることを願います。共産党さんも<オール福島>で選挙戦を展開すると予想しますが、長谷部さんは長谷部さんの立場で、今回の福島県知事選挙を闘っていってくださいませ
     コメントのほうお待ちしております(いわき市の1有権者の20代のワタナベより)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です