政治とカネ

『ゼロからわかる政治とカネ』(上脇博之著、日本機関紙出版センター)を読みました。

著者は「政治資金オンブズマン」(02年3月結成)の代表の1人。

大政党に有利な小選挙区中心の選挙制度をつくり、さらに大政党を優遇する政治資金制度をつくったのに、大政党への信頼は確立しないばかりか、政党離れが進むばかり。

そして大政党は、国民の中にきちんと根をはらず、政党助成金という名の税金頼みの国営政党化。民主党にいたっては本部財政の84%強を税金に頼り、自民党も7割弱。政党は、国民の中から必要性があって誕生し、国民の中に根をはって存続するはずなのに、自ら国民の中に入って努力しなくても、税金で財政をまかなえてしまっているのです。

しかも抜け穴だらけの法律で企業献金やパーティー券による資金集め。

驚くべき「政治とカネ」の実態を主権者が主体的に知り、財界主権でなく、国民主権の政治を打ち立てるべきだと、私も思います。

企業・団体献金も政党助成金も受け取らずに、支援者の個人献金や機関紙発行で財政運営をしている共産党だけが、「政治とカネ」で疑念がまったくない政党です。できるんです。

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