視察最終日3日目です。
午前中は札幌市手稲区にある北海道立子ども総合医療・療養センター。
ここは、07年に開設された施設で、1977年から診療を開始していた道立病院・小児センターと、1952年に設置された北海道整肢学院(62年に道立札幌整肢学院、72年に札幌肢体不自由総合療育センター)とを、出生前から一貫した医療・療育センターを確保するため、全道域を対象に一体的に整備しました。
医療部門が105床、療育部門が140床。
常勤医は39人ですが、産科の常勤医がおらず、最大の課題は医師確保、とのことです。
在宅支援・地域支援、施設内の子どもと家族にやさしい生活空間づくりの工夫など、従事者のみなさんの努力は大変なものだと思います。
こうした施設は全国に必要ですし、広い北海道に一つというのもかなりきびしいのではないか、といった印象です。
午後は北海道庁道議会委員会室で、道教育委員会から「ほっかいどう学力・体力向上運動」、「キャリア教育の推進」のそれぞれについて担当部署から説明を受けました。
いずれも国の音頭のもとで全都道府県がとりくんでいることであり、これらをめぐる現状、実態、その受け止め、対応や対策の立て方などが、さまざまにあることを知ることができます。
共通する課題も見えてきます。