【双葉町商店街】
盆明けの日程に忙殺されないように、盆前に頭や問題の整理をしておかないとなりません。
福島第一原発事故後の現状と課題をめぐり、汚染水処理対策、事故収束・廃炉作業にかかわること、除染・中間貯蔵施設設置に向けたとりくみについてです。
【双葉町6号線沿い】
地下水バイパスで海に放出するためのくみ上げ井戸の一つで、トリチウム濃度が上昇している原因がわかっていません。この井戸を含めた12本の井戸でくみ上げた水を一時貯留タンクにためて、濃度が薄まれば放出するしくみです。
2,3号機海側に延びる地下トレンチ内に滞留した高濃度汚染水を取り除くために、建屋とトレンチの間の水を凍結させることができておらず、凍土遮水壁をつくる前提が進んでいません。
【双葉中に放置されたままの自転車】
地下25mにある下部透水層が放射能で汚染されていることがわかりましたが、その原因がわかっていません。タービン建屋やトレンチから汚染水が地下に漏れる可能性は、国の対策委員会でも以前から指摘されていたようです。
汚染水だけでもこうして課題山積です。
原発再稼働の「基準」にこの汚染水対策は含まれません。
【双葉中校庭】
住民、とりわけ高齢者・障がい者などの避難計画もまた再稼働の「基準」には含まれません。
まして年来言われ続けている「トイレなきマンション」でなくするための使用済み核燃料・高レベル放射性廃棄物処理もまた、再稼働の「基準」に含まれません。
ちょっと考えるだけで、安倍政権の原発回帰策の異常さがすぐに見えます。