「生活と健康を守る新聞」(全国生活と健康を守る会連合会機関紙)7月20日付け1面では、新潟県の小池清彦・加茂市長のインタビューが掲載されています。
小池さんは、「九条の会」などでよく知られる人と私は認識していますが、1937年生まれで、東大法学部卒業後に防衛庁に入り、防衛研究所長や教育訓練局長を歴任し、退職後、95年から加茂市長を務めています。
6月県議会最終日の7月2日の私の討論では、6月25日付けの「朝日新聞」インタビュー記事を引用させてもらっていた人です。
生健会インタビューの記事も、どうしても紹介したく、その抜粋を記録にとどめておきたいと思います。
「集団的自衛権の行使は、いかに小さなものであっても、憲法9条第1項に定める『国際紛争を解決する手段としての武力行使』であり、すべて憲法違反」
「日米安保条約には集団的自衛権の行使は認められておらず、この条約に基づく日米防衛協力のガイドラインに集団的自衛権行使の規定を入れることはできません」
「『限定的』『必要最小限』であっても、集団的自衛権が行使されれば、攻撃は反撃を呼び、戦争はエスカレートします」
「海外で武力行使をするようになれば、自衛官が大量に死亡し、徴兵制が導入されます」
「自衛隊の中では、旧日本軍と同様、下級の者へのリンチが日常茶飯事になり…暴力肯定の殺伐とした社会が再び生まれることになります」
「軍国主義復活目指すきな臭い動きが出ています。一つは、2010年(平成22年)度の防衛省の予算の概算要求で、作戦運用については内局(文官)を関与させず、防衛大臣に制服(軍人)の統合幕僚長を直結させる機構改革…もう一つが自民党の憲法『改定』草案」
「これからも『軍国主義復活許すな』『憲法9条守れ』の信念を貫き通したい」