新日本婦人の会いわき支部の社会保障勉強会がありました。
今回は、国会でまさに審議中で、5月14日に衆議院では全野党の反対を押し切り、自公だけの賛成で強行採決され、きのう(6月2日)、参院本会議で審議入りした医療・介護総合法案の中身ついて、私が講師を頼まれました。
本来、一つひとつ慎重審議が必要な法律を19本もたばねて、小泉医療構造改革の延長で憲法をないがしろにするしくみづくりを強引に進めようとするものです。
だから、衆院での強行採決前の討論では、維新の会の議員も「多数の法案を一つに束ねて提出する政府のやり方自体、国会軽視だ」ときびしく批判したのでした。
話は法案のめざす中身についてなので、「展望が見いだせない」「私たちのミニデイのとりくみが政府のもくろみの受け皿として活用されてしまうのか」といった意見も出されました。
しかし、中身を知れば、誰もが納得できないもので、国会の多数で押し切られたとしても、今後の選挙以降に必ずやくつがえさせることができるし、そのための力を圧倒的多数の住民レベルで蓄える条件はあります。
私たちの自主的ミニデイの場などをその結節点に、「政府のもくろみの受け皿」ではなく、反撃の出撃拠点として、いっそう広げるときではないでしょうか。