『古典教室』第1巻~第3巻(不破哲三著、新日本出版社)を読みました。
2011年1月から翌12年2月まで、日本共産党中央委員会が主催した「綱領・古典連続教室」の「古典」の講義をまとめたものです。
古典教室では、科学的社会主義の理論の全体の基本点を、世界観、経済学、社会主義(未来社会論)、革命論の4つの側面から学ぶことが主眼です。
なにより、「日本共産党は、ソ連の覇権主義、干渉主義と闘いながら、理論面でも、スターリン的なねじまげとの闘争を粘り強くおこない、マルクス、エンゲルスの本来の科学的な立場を復活させ、それを現代に発展的に生かす」意欲と成果がくっきりと現れる講義です。
ちなみに構成は第一課マルクス「賃金、価格および利潤」、第二課マルクス「経済学批判・序言」(以上、第一巻)、第三課エンゲルス「空想から科学へ」(第二巻)、第四課エンゲルス「フランスにおける階級闘争」(マルクス)への「序文」、第五課マルクス、エンゲルス以後の理論誌(以上、第三巻)です。