3月23日~31日
手術を終えて病室にもどってからは、毎日、医師による回診、看護師による4回の検温・血圧チェックなどがあります。
検温の際に必ず聞かれるのが「ガスは出ましたか?」。おならのことです。確かに手術以来、食事もしていないので出ないのが当然とも思いますが、23日になると、手術日前以来、出ました! 点滴栄養だけでも出ることを知りました。
そんな経過もあったのか、23日から水分だけは口から飲む許可が出ました。おなかに入っていた最後の管も抜け、体に入っているのは点滴針だけになりました。
24日の朝、主治医が様子を確認し、昼食から食事開始。最初は重湯(おもゆ)付き流動食、分割3分粥、分割5分粥、分割7分粥、分割全粥と、5日間かけて全粥に移行です。
「分割」というのは、胃の切除によって胃が小さくなっているので、当然に胃の容積が小さく、胃液の分泌も少なく、消化機能も弱まっており、食物が胃にとどまる時間も短くなるので、1回の食事量を減らし、10時、15時のおやつも出て、食事は5回に分割、ということです。
また24日には、17日以来、右腕にさしっぱなしだった点滴針を左腕にさしかえ。そして26日には点滴がついに終了です。
25日には、手術日の浣腸による排便以来の大便。「なるべく運動も」と言われ、病棟内の歩行や階段の上り下りも始めています。
ともかく便は、食べる量が少ないので出ないのもしょうがないとも思いますが、気になります。26日には腹部だけのレントゲン写真をとったり、29日には下剤を服用したり。30日には4度のトイレ。下痢様ではまったくなく、2度目以降は最初に出きらなかったものが出てきてくれた感じ。さすがにコウモン様が痛みます。
23日、26日にはうっかりくしゃみが出たのですが、その時の腹部の痛みは尋常でなく、熱湯をかけられたかのような瞬時の痛みです。
この間、弟家族、浜通り医療生協職員、娘、義姉夫妻、小名浜地域や私の地元党支部のみなさんが見舞いに来てくれました。