『福島再生』(池田香代子・斎藤紀・清水修二著、かもがわ出版)を読みました。
副題が「その希望と可能性」ですが、私自身が模索する渦中の思いです。
今年(2013年)、3・11から2年目を迎える前夜の3月10日に福島県相馬市で開かれたシンポジウム「福島再生の可能性はどこにあるか?」でシンポジストをつとめた3人の話をもとに書き下ろしたものです。池田さんは翌月にも京都で「いま福島が求めていること 私たちがやるべきこと」の講演もしています。
池田さんは被災者支援活動を続けている立場から、斎藤さんは医師として震災直前に福島に移住し、それまでは約30年間にわたって広島で原爆被爆者医療に携わってきた立場から、清水さんは福島大学につとめる地域経済論の専門家として原発に警鐘を鳴らし続けた立場から、それぞれに語ってくれています。