安倍政権が来年度政府予算案を閣議決定しました。
「朝日新聞」(12版)も3面で「負担増 安心見えず」「社会保障、遠い充実」と書きました。
来年4月から消費税率を8%にすることによって国民に8兆円の増税、復興特別法人税は1年前倒しして廃止し、1兆円の負担減が前提です。大企業栄え民滅ぶ予算案てす。
年金給付の連続削減、70歳の医療費窓口負担2割化、生活保護費の給付削減、診療報酬の実質マイナスなど、社会保障費は厚労省の概算要求時の自然増分9,700億円を3,500億円圧縮して6,200億円に。小泉構造改革の再稼働です。
軍事費は2年連続の純増で、5年間で24兆6,700億円の「中期防衛力整備計画」の初年度として、4機のステルス戦闘機F35(638億円)や2台の水陸両用車(17億円)などを購入し、戦争をする国づくりへまい進です。
きょうは、社会福祉法人・楽寿会の今年最後の役員会と懇親会があったのですが、この異様な安倍政権の姿勢が懇親会では話題になりました。
特別養護老人ホーム楽寿荘への入所申込み待機者状況も毎年この時期に報告され、1年前は144人でしたが、今年は169人。150人はいわき市民ですが、19人の大半は双葉郡からの避難者です。
昨年31%だった「在宅」での待機者は今年は22%。在宅での介護が困難、という理由で有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、小規模多機能型居宅介護を利用しながらの申し込みが増えているのが特徴、とのことです。