日記の一環としての読書の記録です。読む都度に残していた記録が、日々に追われて残せなくなって、2度目です。
『地下水放射能汚染と地震』(江口工著、オークラ出版)は、著者と知り合いというかたから勧められて読みました。著者は1929年生まれなので80歳を優に超えているのですが、60数年にわたって地下開発関連の調査、研究、ボーリング機器の製造・施工にたずさわり、100か国を超える国ぐにをめぐり、チェルノブイリ原発事故収束にもかかわった、とのこと。「地下水」に関して知らなかったことを学ばされます。
『安倍改憲の野望』(樋口陽一・奥平康弘・小森陽一著、かもがわ出版)は、「96条の会」代表の樋口さん、「九条の会」呼びかけ人9人の1人の奥平さん、「九条の会」事務局長の小森さんの2度にわたるてい談の記録です。
『原子力と理科教育』(笠潤平著、岩波ブックレット)は、福島原発事故を踏まえ、これからの日本の原子力・放射線に関する教育をどう改めるべきか、科学と社会がかかわる問題をどう自分自身で考えるのかを学べる理科教育に、という問題意識で提案されています。
『教育委員会』(新藤宗幸著、岩波新書)は、「子どもたちが生き活きとすごせる『学び舎』を創るという視点」が欠けている教育改革という問題意識を根底に、「中央政府から小中学校基礎教育の現場にいたるタテの行政系列に代わるシステムの設計案」です。