自民党の石破茂幹事長が、11月29日の自身のブログで軍事オタク面目躍如のことを書いています。
きょうの「しんぶん赤旗」でも1面で「反対コールを『テロ』呼ばわり」と伝え、「朝日」(12版)でも36面で「絶叫デモ『テロと変わらぬ』」、ネットを見ると、午前中に広がっているようでした。午後の地区党の会議でもらった資料では、「東京新聞」が1面トップ記事で石破ブログを「絶叫デモはテロ行為」と伝えました。
石破さんのことなので、削除することはないと思いますが、「今も議員会館の外では『特定秘密保護法絶対阻止!』を叫ぶ大音量が鳴り響いています」「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質において変わらないと思います」。
彼は今年4月21日放映の「週刊BS-TBS報道部」で、国防軍の出動命令に従わない者に対し、「(今の法律では)めいいっぱいいって懲役7年」「死ぬかもしれないし、行きたくないなという人がいない保証はない」「だからそんな時に従わなければ(軍法会議で)その国における最高刑に死刑がある国なら死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら300年」と発言していました。
野党時代の昨年は、月刊誌「中央公論」2012年8月号で、「国そのものが揺らいだら、『知る権利』などと言っていられなくなるのだ。そういう意味で、『知らせない義務』は『知る権利』に優先するというのが、私の考えだ」と書いていました。
石破氏は、秘密保護法制定でも、自衛隊を「国防軍」にせよ、ということでも、憲法改悪でも旗振り役で、安倍政権のもとでいよいよ言いたい放題です。
「虚構の多数」に基盤がないことを自覚していないのでしょうが、数があるうちにやってしまえ、の姿勢は許せません。