きょうから3日間、県庁で2012年度決算審査特別委員会です。
きょうは特別委員全員で、病院局、企業局、それに総務部の説明、ならびに参考として、監査委員による意見書の要旨説明を受けての質疑です。
病院局の12年度は、6病院800床ですが、大熊町の大野病院は原発震災により休止中であり、実質は5病院650床です。
私は、局長説明にあった「診療単価の増」の内容、ベッド稼働率、ベッド数と外来患者数から見た医師・看護師の人数の充足率、「未収金」の対策、新たな「病院改革プラン」の検討方向についてただしました。
ともかく県立病院は現在、休止中の大野病院を除くと、矢吹町の矢吹病院(精神206床)、三島町の宮下病院(一般32床)、南会津町の南会津病院(一般100床)の3病院のみであり、「県民の健康保持に必要な医療を提供することによって、県民の福祉の増進に寄与することを基本方針」に照らし、きわめてお寒いというほかありません。
企業局に対しては、5つの工業用水道のうち、監査委員からも指摘がある相馬と好間の浜通りの2つが「多くの未売水」かかえている問題の対応・対策、好間をいわき市に譲渡するという協議経過をただしました。未売水と「赤字」をかかえて市への譲渡はありえないと思います。
特別委後、福島入りしていた真下紀子・北海道議会議員が党県議団控室をたずねてきてくれました。ここへみえるまでに、県北農民連のみなさんが中心にとりくんでいる福島りょうぜん市民共同発電所、南相馬市小高区の津波・原発震災避難の様子を視察されたそうです。
控室でも、これまでの党県議団のとりくみや、北海道への避難者たちとの交流、支援について意見交換しました。