9月議会へむけて、いろいろ準備をしたかったところ、いろんな思いが頭をめぐり、JAいわき中部、私の出身職場の浜通り医療生協の居宅介護支援事業所、いわき市介護支援専門員協議会事務局、NPO法人いわき自立生活センター、NPO法人3.11被災者を支援するいわき連絡協議会(みんぷく)をたずね歩きました。
介護関係では、双葉郡の住民のみなさんが多く避難されているいわき市内での相談や事業所利用の実情、県の支援のありようがどうなのか、自立生活センターでは障がい児者相談支援事業が障害者総合支援法上どうなっていてどんな課題が現場から見てあるのか、聞いて歩きました。
「みんぷく」には、首都圏の大学生たちがいわき市内全域の仮設住宅住民のみなさんを対象に、教授とともに調査活動を続けており、感謝とともに、活動の成果を国策にもつなげてほしい旨、激励かたがた伝えました。
夕刻にはあらかじめ受けていた「介護相談」。そうとは直接聞いておらず、市外にお住いのご姉妹からのお話だったので、そうと察して、身内の専門家に待機しておいてもらってよかったです。
たまたまご近所ではありますが、高齢社会化に伴い、こうした相談が増えることは必然だと思っています。13年前に導入された介護保険制度はこうした事態に対応するため、というのが表向きの理由でした。
当時、私たちは、制度設計からして、こうした事態に応える中身になっていないので、「介護の社会化」というにふさわしい改善のうえで実施すべきだ、と、「介護保険」の言葉が出てから介護保険制度が始まるまで4~5年にわたって行政に働きかけ続けましたが、政府設計どおり始まりました。
始まってからも、介護が必要な人に必要な介護ができないのが最大の欠陥だ、と指摘し続けていますが、民主党政権に代わって少し変わるかと思ったら、ぜんぜん変わらないまま、自公政権にもどったら、かつての給付削減路線に逆戻りです。