けさは自宅では珍しく朝5時半には目と身体が覚め、ペロと早朝散歩。ペットの喜ぶ姿は私の喜びです。
午前中、いわき市内で、原発問題福島県連絡会(原発県連)とふくしま復興共同センター連名による「増え続ける汚染水問題の抜本的対策と第一原発5・6号機と第二原発1~4号機の燃料の最善の安全管理を求める緊急要請書」を東電に手渡し、交渉しました。
対応したのは東電福島復興本社復興推進室の3人の社員です。
復興本社ができれば、県民に寄り添い、県民の声をしっかり聞いて対応できる体制ができる、と東電側が説明していたのですが、どうも、そんな気配はありません。
汚染水問題について、政府がきのう、1日約300トンが海に流出している、との試算を示しましたが、そもそもこのこと自体、東電が調査に基づき国民・県民に明らかにすべきことであり、調査そのものをしたかどうか、海には流出していないと言い続けたことに対する謝罪をすべきだ、と求めましたが、「政府の試算は東電が提供した資料に基づき示されたもの」と、なにか、ほとんど当事者意識が欠ける話です。
第一原発5・6号機と第二原発1~4号機の原子炉と使用済核燃料プールにある新燃料を含めた核燃料の管理については、明快な話はまったくありませんでした。廃炉は前提とせず、再稼働へむけて準備着々なのでしょうか。
いろいろありますが、要請を前後し、この会場のすぐ近くで開催されている「平七夕(たいらたなばた)まつり」へ。
原発立地地域の双葉郡市町村からの出店もあり、ほんとうに真剣に、こうした人たちの立場に東電は立つべきです。
会社の利潤を取り戻すことを「復興」ととらえているなら、「住民が再び生活ができる状態にすることが復興」とはまったく違います。「復興」という同じ言葉をまったく取り違えている、と原発県連代表の早川篤雄さんがきびしく指摘していました。