調査3日目は釧路広域連合清掃工場をたずねました。
ここのごみ焼却施設は06年に完成しています。「徹底した公害防止策」「熱エネルギーの有効利用」「資源物循環の推進」が施設の特徴とされています。
有効利用の点で言うと、熱を利用した高温(400℃)高圧(40気圧)を利用した蒸気タービンによる発電(2,180kwh)によって、工場内の発電消費(年間約1億円)をまかなうとともに、一般家庭約3,200世帯分の電気を売電しています。
資源物循環では、ごみに含まれる鉄やアルミニウムを回収して金属資源として再生利用し、また、灰分の溶融処理によって無害な溶融スラグ(人工砂)を生産して資源化を図っています。
「ごみの持つエネルギーを最大限に利用する熱分解ガス化溶融技術を用いた最新鋭の焼却施設」との説明です。
ともかく、ごみの再利用・再資源化の資源物循環、ごみから出るエネルギーの有効利用、その過程での公害防止は人類にとっての最重要課題と言っていい課題であることをあらためて自覚させられます。
その後、わずかな時間で釧路市立博物館を見学し、釧路空港から新千歳空港と乗り継ぎ、福島空港へ帰り、空港駐車場に置いてあった自家用車で家に着いたのは7時半過ぎでした。