弟子屈町の再生可能エネルギーのとりくみ/道東での有害鳥獣対策/「行革」がなにをもたらしたのか

130724極寒完熟マンゴー

調査2日。

きのうのうちに川上郡弟子屈(てしかが)町へ移動し、朝一番で町役場をたずね、弟子屈町における再生可能エネルギーへのとりくみについて、町の総合計画実施計画にある「循環型社会の構築」などをもとに、町長や町議会議長のあいさつも含め、担当者から説明を受けました。

その後、町内での具体的とりくみの現場を視察。

最初は温泉熱を利用して、「北国の南国果実」の「極寒完熟マンゴー」を育てる「ファーム・ピープル株式会社」。

130724雪氷冷熱プール

次が、学校給食センターの雪氷冷熱利用事業施設。休止中だった町温水プールに雪氷を保管し、給食センターの冷房に利活用しています。

130724雪氷冷熱

3か所目が、建設中ではありましたか、温泉熱を使ってタービンを回すバイナリー発電施設。

いずれも、エネルギーでの地産地消です。

130724弟子屈町役場

午後は釧路市へ移動し、北海道釧路総合振興局へ。北海道東部地域での有害鳥獣対策について説明を受けました。具体的には「道東地域エゾシカ保護管理計画」および「エゾシカ保護管理計画」に基づく個体数管理などのてとりくみ、ヒグマ対策などです。

福島県内でも、鳥獣による農業や人身への被害、観光資源への食害などが深刻さを増しており、道でのとりくみを参考にするためです。

なにより強く感じたのは、野性である鳥獣が人間の活動にとって「有害」とされるわけですが、どこにどれだけの鳥獣が生息しているかをきちんと行政として調査する人員体制・設備、その予算をしっかりと確保しなければ、そもそも人間との共生は始まらない、ということです。

かえすがえす、「行革」と「公務員削減」がなにをもたらしているか、検証しなければなりません。

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