木くずを燃料に工場の熱・電気を供給

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県議会の企画環境常任委員会で、北海道に行政調査です。

初日は朝8時に家を出て、福島空港から新千歳空港で乗り継ぎ、女満別空港へ。そこから午後3時過ぎに、最初の調査先の網走郡津別町にある「丸玉産業株式会社」をたずねました。

茨城県や京都府にも工場をもつ合板製造会社で、この津別工場には150人の従業員がいます。ここでは、合板製造過程で生じる木くずを燃料として、工場で使用する熱・電気のほぼ全量を供給するバイオマスコジェネレーション設備を導入しています。

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原木から発生する木くずが40%で、年間30万㎥の原木に対して木くず12万㎥。費用をかけてただ処分するだけのこの未利用の木くずをどう利用するか、ということから始まったそうです。

07年の実績では、原油換算で年間2万4,000klの化石燃料削減で、これは北海道の一般家庭が1年間に使用する暖房用灯油の1万6,000個分に相当するそうです。

また、二酸化炭素排出では年間6万9,000t削減です。

木材を原料に扱う会社だからこそのバイオマス活用とは思いますが、こうしたとりくみが事業所単位で行なわれれば、小規模で多様で分散型が特質の再生可能エネルギー普及がそれぞれの地域で進むように思います。

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