津波直後の様子を聞いたかたの告別/広野町の事業所/久之浜の事業所と知り合い宅/高校同級

130705アジサイ群生・久ノ浜

私がいわきの医療生協で仕事をすることになって以来、ずっとお世話になっていた総代さんの告別式でした。震災時、海が真ん前の事業所は津波の直撃を受け、その直後にたずねていて、1階に置いてあった予約を受けていた商品を3階にすべて必死であげた様子を聞いていたのです。

60代半ばでの不治の病とは言え、なにかやりきれない思いです。心からご冥福をお祈りします。

きょうはいわき市の北部に接する広野町(ひろのまち)の事業所を皮切りに、いわきを南下して、事業所と震災後に知り合うことになったかたがたをたずねました。

広野町の事業所は、仕事は公共性が高いのですが、小規模の民間事業所です。震災後は、それまではあり得なかった国会議員や官僚の訪問もありましたが、けっきょくはなんの支援もなく、「自助努力」にまかされることの理不尽さを訴えられました。

いわきへもどって北部の久之浜(ひさのはま)の事業所。介護施設ですが、職員の処遇、利用者の負担、今後の介護保険のありようについて、いろいろと意見交換ができました。震災直後に原発事故による施設ごとの避難生活のときからなにかと相談を受けていました。

久之浜地域は福島第一原発から30km圏内でもあり、市外・県外へ避難されたかたと、その避難先の共産党のかたがたからの連絡で知り合ったかたがたも少なくありません。

かつての仕事関係であらゆる選挙で自民党候補を通すために動いていた、というかたは、「いきがかり上、ウチの前の自民党看板には自民党が勝手にポスターを張っていくが、今はまったく応援しない。共産党一本だ」と。「きのうの第一声の各候補の話をテレビてみたが、共産党の若いいわぶちさんはいちばんすっきりして力強く、ああいう人に国会に行ってもらいたい。そのためにはせべさん、ぜひともがんばってよ」と後押しされました。

さらに南下して私の高校同級の飲食店。「原発再稼働の自民党本部と、県内原発全基廃炉の県の自民党と、あからさまな二枚舌。自民党に投票したら再稼働じゃないか」と、当たり前できびしい指摘。

歩いて話して、複雑な思いを抱く有権者のみなさんとしっかりと向き合う時です。

130705誠孝宅

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