政権交代3年・野田政権1年/自民党化完成

そういえば8月30日は、政権交代が決まってから3年目でした。そして9月2日は野田内閣発足から1年でした。

鳩山首相が普天間基地の県外移設を断念し、自公政権と同じ「辺野古新基地建設」路線へ逆走を始めて以来、菅首相に交代直後に消費税10%の増税方針をぶち上げ、3代目の野田首相に至っては消費税増税に「政治生命を賭ける」と公言。

政権交代の「原点」となった労働者派遣法は、民自公3党協議で「原則禁止」を削除し、使い捨て雇用の派遣労働を温存する法案を成立させました。

障害者自立支援法廃止の公約もやめて、民自公3党で「障害者総合支援法」を押し切りました。障害者が受ける社会的サービスを障害者の「利益」とみなし、障害が重いほど重い負担になる「応益負担」の根幹を残しました。

野田内閣になってからは財界・アメリカ言いなりの自民党化の道をまっしぐら。TPP参加表明、原発輸出、原発事故収束宣言、武器輸出三原則の見直し、消費税増税。自民党化完成です。

もはや、政権担当の資格も能力もないのです。