ほほ笑んで/財政危機/税金の取りかた・使いかた

けさの定時定点は3方向から車が行き交う場所。ほほ笑んで手を振っていてくれるかたがふえています。

あととい、日本共産党創立88周年記念講演会がありました。志位和夫委員長が、いまの財政危機が、暮らしにかかわるあらゆる問題とかかわっている話のなかで、次の指摘は大事なことだと思っています。

「GDP比での社会保障への公費支出は、イギリスが13.5%、イタリアが11.0%、ドイツが10.8%、フランスが9.4%に対して、日本はわずか6.1%」であり、「日本の長期債務残高(今年度末で862兆円)がGDP比で180%と世界の主要国で最悪である一方、日本の社会保障への公費支出は主要国で最低水準」である事実。

志位さんの話では触れていませんが、公費支出ばかりか、国民の自己負担分を除いた社会保障給付費のGDP比も最低水準です(全国保険医団体連合会ホームページ資料から)。税金投入を押さえ込み、高い保険料をとっておきながら、給付は抑制する政治がなせるわざです。

ともかく、税金をどこからどのように取る取りかたが望ましい政治なのか、そしてその税金をどういう考えでどのように使う使いかたが望ましい政治なのか、真剣に考えたいと思います。

力づけられます/訪問/有権者との対話

けさの定時定点は福島高専近くの街道沿い。子どもたちの夏休みの影響なのか、交通量がやや減っているようでした。

それにしても出勤されるみなさんのなかには、運転席の窓を開け、手を振っていってくださるかたが少なからず、ほんとうに力づけられます。ありがとうございます。

午前、午後と、高橋あき子市議がかつて居住していた地域のお知り合いや、「しんぶん赤旗」読者などを訪問し、参院選のお礼と来年の県議選のお知らせをしました。

健診を受けないで命拾いした女性は、「健診は定期的にぜひ受けてほしい」と、切々と話されていました。難病で定期通院されているかたも「頼れるのは共産党だけなんです」と。いろいろな事情で借金生活を強いられる若いお母さんは「相談に親身にのってもらえるのは共産党だけなんです」と。

無差別ならぬ、限られたお宅を訪問するのですが、有権者と政治のあり方を対話する「戸別訪問」が禁止されているのはほんとうに異常だと思います。「カネをばら撒くから」という理由は、有権者をバカにしていると思いませんか?

一党独裁を生む比例削減/原稿書き

けさの定時定点は小名浜の街頭から。医療生協職員後援会員が旗持ちに出てきてくれました。

けさも力を入れたのは、民主党が言い張る衆院比例80議席削減問題。

仮に民主党のいうとおりにしてしまうと、衆議院の総定数(400)に対する小選挙区(300)の比重は62.5%から75%に一挙に高まるうえ、昨年の総選挙結果でシミュレートすると、民主党は比例代表42.41%の得票率で、小選挙区も含め、衆院議席の68.5%を占めることになります。

要するに3分の2以上です。そうなれば、政府・与党提出の法案が参院で否決されても、また衆院で再議決して成立させることができます。

まさに一党独裁です。

比例削減のねらいがここに如実に現れているわけです。

きょうは今月用の「かけはし」原稿を党名と党の歴史について考えました。88年の党の歴史を跡づけることなので、なかなか短時間で、というわけにはいきませんでした。

月曜のスタート/平市街地/出会い/知事申入れ

週の開始の月曜日の朝は、わが家の近くの定時定点でスタート。

午前中は、平市街地の6か所の街頭から訴えました。

ばったりと通りかかった高校同級生や叔父からの声援もさることながら、出てきて聞いてくれ、「参院選では共産党に入れた。なぜああいう結果なのかわからない。ぜひがんばってほしい」と声をかけてくれた2人、あるいはマイクをもって話している私に「応援し続けている。議席につながらないことが悔しい」と訴えるかた、またある場所では「いまの演説は気にいった。応援することにした」というかた。

街頭ではこうした出会いがあって、楽しいのです。

午後は県庁へ行き、党県委員会と県議団連名で、「県民の命、安全・安心を守る立場に立ち、プルサーマルの受け入れは撤回を」の県知事申入れをしました。応対してくれたのは内堀雅雄副知事(背中)。

前知事のもとで、国による「核燃料サイクル」を前提にしたエネルギー政策の決定手続き・内容に対して根本的な疑問を突きつけたうえで、「プルサーマル白紙撤回」をした県が、民主党国会議員だった現知事にかわったら、なにやら3条件さえクリアすればプルサーマルを受け入れる態度に180度の転換です。

県として国に突きつけた疑問がほとんど解決の方向すら見えないなかでの政策転換は、まさに民主党政権の政策の危うさの象徴だと思わざるをえません。

平和のつどい/返還日章旗/証言/街宣

きょうから8月。第7回いわき平和のつどい(市内17団体などの実行委員会主催)がありました。きのうときょうの開催でした。

会場となったいわき市文化センターの展示室では「韓国併合」100年市民ネットワーク提供の「韓国併合100年」の写真・資料展もありました。

引き込まれてしまったのは、「64年後にアメリカから返された日章旗」。おととし市内で亡くなった後藤義雄さんは、沖縄地上戦で戦った通信兵。630人中、奇跡的に生き残った3人の1人でした。

玉砕を覚悟し、自分がこの地で戦死したことを知らせる証拠を残したいと、日章旗を民家の屋根瓦に押し込みました。その日章旗を見つけられないままいわきに復員したのですが、アメリカのコロラド州在住のかたが、亡くなった伯父の遺品から発見し、厚生労働省を通じて昨年、返還されたものでした。

午後は、「今話しておきたい、あの『戦争』」と題した戦争体験者の5人の証言。それぞれのかたが海軍での体験、中国戦線の体験、戦争時の少年体験、学生時代の恐怖と貧困と空腹生活、「言いたいことを言えなくされると心にも思うことができなくされる」少女時代の体験をその当時の思いのままに語りました。

5人の証言者の1人は私の母親で、最年少の77歳でした。

証言者の証言に触発されたフロアからの実体験証言もあり、こうした体験が生かされていない今の政治に私はものすごい違和感を感じました。民主党政権しかりです。

その後、涼しくなった夕刻から、小川地域で地元の後援会員の宣伝カー運転で街宣しました。この地域は、車からの声援が多く、「共産党、もっとがんばれよ!」と力づけられた思いです。

議員削減8月中/消費増税民意削減/正体あらわ

菅総理はきのう、民主党の幹事長と参院議員会長に、「衆院の定数を80、参院の定数を40削減する方針に沿って、(8月中に)党内意見を取りまとめてほしい」と指示した、とのこと。

その理由が「国会議員自身が身を切ることも必要」ということですが、「比例代表」を削るとはひとことも言わないばかりか、何のために身を切るのかといえば「財政再建」が表向きで、要するに消費税増税です。なんのことはない、消費税増税に反対する民意は削る、ということです。

話は簡単なのですが、そんな指摘をできるのは政党では共産党だけで、マスコミは自主的にはまったく報じられない状況です。そして多くのみなさんの情報源はマスコミです。

70~80前は、日本の侵略戦争に反対したのは政党では共産党だけで、当時は権力・マスコミあげて共産党は「国賊・非国民」でした。国策である戦争に反対する勢力は力でもって抹殺を図ったわけです。

いまは国策に反すると大手マスコミは徹底した「無視」です。この社会的影響は計り知れないように思います。

菅さんは、自民党の安倍晋三内閣時、小沢一郎民主党代表のもとで代表代行をしていて、「安倍は保守亜流、今や保守本流は民主党」(「朝日新聞」06年9月5日付け)と語っていたのですが、正体があらわになってきています。

財源問題/米軍関係費/壮行会

けさの定時定点の街宣は、国道6号線常磐バイパスと県道が交差して、4方向からの車が行き交う場所。

このところ話しているのは、これからの日本の新しい政治のありかた、とくに税金のとりかたと使いかたに力を入れています。

財源の問題では、自公政権時代に続けられた財界・大企業への行き過ぎた減税をもとに戻すことと、軍事費の縮減に本格的にとりくむこと。

軍事費の問題では、8月1日付けの「しんぶん赤旗」日曜版が今年度3370億円にのぼった米軍関係費を特集しています。

沖縄県で今年3月にオープンした18ホールの「タイヨーオープンゴルフ」は170ヘクタールの米軍新ゴルフ場。クラブハウスやレストラン、カジノバーまでついています。日本国民の税金135億円も使いました。

政権交代後の民主党政権はこの米軍関経費にメスを入れないどころか過去最高に膨れ上がらせました。国民が政権交代に望んだのとはさかさまではないですか?

小名浜生協病院では、今年度の原水爆世界禁止大会参加職員の壮行会があり、医療生協の地域支部からも千羽鶴が託されました。

感謝/いわぶち友さんと終日/政治談議

けさの定時定点は三方向から出勤する車が行き交う場所。手を振っていってくださるみなさんに感謝。

参院選選挙区候補だったいわぶち友さんが、選挙後初めていわき入り。終日いっしょに行動しました。

午前中はいわき駅前を皮切りに、内郷・常磐・小名浜・勿来の各スーパー前の5か所の街頭から、選挙の報告をかね、これからも力を合わせて政治を前へ進める決意を述べました。

党内のニュースを通じて支持者のみなさんもそれぞれの地域で待っていてくれ、これほどうれしいことはありません。

午後は参院選を通じて訪問した市内各団体や個人をたずねました。どこでも激励の言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

夕刻はまったく私的に、高校同期の医師2人と会食。楽しい政治談議となりました。

毎日激励/民意削減/政党助成金廃止こそ

けさも、福島高専近くの街道沿いで「定時定点」の街宣。

通勤するみなさんが信号待ちで停止する場面がしばしばの場所なのですが、冷房中であろう車の運転席の窓を開け、顔を出して声をかけてくださるかたも。手を振ってくださるかたも少なからず、毎日、激励される日々です。

参院選後に気になるのが、「国会議員定数を削減すると各党が約束したんだから、やるべきだ」と、報道番組のキャスターやコメンテーターがいかにもこれだけが正論であるかのように言い出していること。

たとえば民主党が言っているのは、「衆院比例80削減」です。

国民の暮らしを守るために仕事をしない議員を選出しなければいい問題を、「議員削減」すればいい、とすりかえることで、そもそも人口当たりで少なすぎる国会議員数の問題を隠し、多様な国民の意見を反映させる比例代表を削ることは、本質的には「民意の削減」です。

要するに、「消費税増税に頼ることなく、大企業・大資産家への大盤振る舞いの減税策をやめ、年間5兆円にのぼる軍事費を縮減し、年間320億円の政党助成金はただちに撤廃」といった声は国会に届かなくていいという考え。

国会議員80人削減で56億円削減できるから、それをしてから消費税増税を、というわけですが、年間320億円にのぼる政党助成金を廃止することこそ、ただちにすべきことではないですか?

共産党がなければ先が見えない/非核三原則見直し?

けさは小名浜での定時定点での街宣。きょうもまた、私の顔を確かめるようにして手を振っていただくかた。信号待ちで運転席の窓を開け、話を聞いてくださるかた。

小名浜地域で医療生協の関係でお世話になっているみなさんや、高校同級生の事業所などをたずねました。

あるかたは「民主党ではちっとも政治が変わらない、みんなの党ももともとは自民党、とみんな感じ始めていた矢先の参院選。筋を通し続ける共産党がなければ先が見えない、という思い」と語ってくれました。

けさの「朝日新聞」(13版)のトップ記事は、非核三原則について「一方的に米国の手を縛ることだけを事前に原則として決めておくことは、必ずしも賢明ではない」と、菅首相の私的諮問機関の報告書案が明らかになった、という記事。

要するに、自民党政権でウソをつき続けてきた核密約の実態を、民主党政権は認めればいい、という話。

核密約文書の存在を認めながら、それは「密約」ではなく、過去の問題で、廃棄するしないにはぜんぜん関係ない、と言っている民主党政権は、こういう報告を受けることを知っていたかのようです。