新聞処分/国策

連休最終日は、3月から処分できていなかった新聞3紙をチェックしながら処分。

1年たって、地元紙の記者たちの軌跡の記録は貴重ですが、10回連載だけではとても伝えきれないと思います。

原発の「安全神話」の検証は、自らが身をおき信じきってきたことの検証がないと、ジャーナリズムとしての検証を果たすことにはならないと思います。

まもなく組織が消える経済産業省原子力安全・保安院にかかわっては、東電が提出した福島第二原発1号機の10年延長認可へ、といった記事や、核燃料サイクルにかかわる事業に相次いでゴーサインを出している記事。

まったく驚くべき国策が民主党政権のもとでいまも続けられているのです。

ペロと散歩/道端近くにタケノコ/磐高吹奏楽部定演

快晴のもと、ペロと散歩。車で県営いわき公園へ行く以外に、わが家から出発するのは4コースぐらい「開発」しているのですが、きょうはこの地域にある神社を通るコース。

神社を抜けると、近くのアパートに小名浜から越してきてひとり暮らしされているかたとばったり。昨年の県議選以来の出会いでした。

竹林がある道端近くには投げ捨てられているらしきタケノコ。りっぱなタケノコがこんなところにある姿はなんとも悲しいです

午後は母校の磐城高校吹奏楽部の23回定期演奏会。妻といっしょに行きました。

昨年の震災直後には実施できず、部員たちも全員がそろったのは1か月後で、演奏ができるのかどうかも見えない時期を乗り越えて、昨年の全国大会では「トッカータとフーガニ短調」で銀賞受賞です。

3年連続全国大会出場で、今年は大会「お休み」の年で、6月17日には日比谷公会堂での「東京特別公演」が予定されています。

Ⅰ部でのムソルグスキー「はげ山の一夜」や今年のコンクールの課題曲、Ⅱ部のサクソフォン6重奏、木管4重奏、そしてOB・OGスペシャルステージでの坂本冬美メドレー、Ⅲ部のポップスステージも最高でした。

演奏中の撮影は禁止、エンディングです。

総集編/金澤翔子美術館/世界最先端の憲法

きのう、きょうとNHKの「カーネーション総集編」の前編・後編を見ました。意識的に見逃さないように見ていたつもりでしたが、かなり抜けていたことに気づきました。かなり感動です。

先だって「特別内覧会」に招待された「金澤翔子美術館」に妻と行きました。内覧会案内があったときから、連休にはいっしょに行こうと言っていたのです。

それぞれの仕事や日程でなかなかいっしょになれることはないので、久しぶりの「デート」気分。写真は先月16日の内覧会。

昼食もその近所の「農家レストラン とろろ屋 半兵衛」。

そこからちょっと足をのばし、田人町にある陶器のお店「土みに館」にも寄りました。

それはそうと、「朝日新聞」の見逃していたきのうの紙面。丸山さんの講演で知ったのですが、アメリカの法学者たちが世界の188の国々の憲法をデータ化して分析した結果、「日本国憲法 今も最先端」。

「世界でいま主流になった人権の上位19項目までをすべて満たす」日本国憲法で、バージニア大学のミラ・バースティーグ准教授は「65年も前に画期的な人権の先取りをした、とてもユニークな憲法」と。

ワシントン大学のデービッド・ロー教授は「日本の憲法が変わらずにきた最大の理由は、国民の自主的な支持が強固だったから…それをあえて変更する政争の道を選ばなかったのは、日本人の賢明さ」と評し、自主憲法をつくるべきだという議論を「奇妙なことだ」と。

憲法施行65周年/橋下言動と憲法

いわきのきょうは、大雨・洪水・暴風・波浪注意報発令。そしてきょうは日本国憲法が施行されて65回目の記念日です。

そんななか、「平和とくらしを守るいわき革新懇話会」主催の講演会「橋下大阪市長の言動と憲法」がありました(後援「いわき9条の会」)。

語ってくれたのは、元共同通信社編集局次長で前関東学院大学教授の丸山重威(しげたけ)さん。

国民が国家をしばるのが憲法、原発事故で報道されていないこと、「社会保障と税の一体改革」で報じられるべきこと、メディアの責任、「発表報道」から「調査報道」へ、と、きわめて幅広い視野からのお話でしたが、私たち主権者がこうしたテーマについて主体的に考えなければならないのではないか、と提起された思いです。

役員会/申し入れ検討/漁業者

「いわき市原発の安全性を求める会」の役員会をしました。あわせて、「原発問題福島県民連絡会」の早川さん、伊東さんと、東電に対する申し入れを検討。

県内原発全10基の廃炉、双葉断層の動きへの万全の対策、完全賠償、コスト優先としない事故処理、原発労働者の労働条件改善について、今月中には申し入れます。

午後は漁業者からの相談を受けました。

操業自粛をせざるを得ないなか、出漁解禁までに震災以前に復旧し、復旧するための自らの態勢づくりとともに、復興へ向けての具体的な支援の件です。

初めてお会いするかたがたでしたが、昨年の震災時からの話がまたつきませんでした。

写真は10日前の県営いわき公園内の様子。

小名浜の朝/「住宅応急修理」/メーデー

火曜日の朝は小名浜での「定時定点」。

散髪後、市役所へ向かって徒歩で家を出発。日差しが強くなって汗ばむなか、少しゆっくりめに歩いて約1時間。

午後1時半には党地区委員会として市長あてに「災害救助法に基づく住宅応急修理」について申し入れと懇談。

午後3時からは「第81回メーデーいわき市集会」に参加。

小名浜生協病院職員とともに元気にデモ行進。

訪問/「男の人はかわいそう」/ダイヤルこだま

午前中は、私が住む住宅街と街道をはさんだお隣りの住宅街、午後は私が住む地元の住宅街を、それぞれの地域後援会員と訪問して歩きました。

「震災後、選挙は一人ひとりが自分で判断しないといけない、とわかったと思う。それにしても男の人たちは、会社の関係で縛られて、やれ会社の意向だ、顧客に言われた、日本経済だ、と自分で考えられずかわいそう」と語るかた。なかなか重たい。

「ダイヤルこだま・いわき」で保護者や子どもたちの電話相談を受けているかたは、「今年度の2年生は、去年の入学の時から外で遊べない環境でかわいそうでならない」と。

震災後はやはり放射能汚染に関わって、食事のこと、給食のこと、プールのこと、放射能汚染に関わる「いじめ」の相談が増えている、とのこと。

子どもたちから「縄跳びの二重跳びが十回跳べた」「問題が解けた」の電話もあるらしく、そんな時には心が休まるそうです。

私が中学生の時の恩師です。

なかに「共産党には一度でいいから政権に加わってほしい、と前から思っていた」というかた。「2人暮らしの連れ合いが全介助状態で、共産党の財政を支えるのに『赤旗』を読みたい気持ちもあるが、私自身の心が不安定で申し訳ない」と。

いろいろなかたとの出会いと対話はほんとうに貴重です。

小名浜メーデー/デモ行進/青空のもとの懇親

「第83回メーデー実行委員会」による「小名浜メーデー」に参加しました。小名浜地区労傘下の労働組合員中心に約350人が参加しました。

「福島の原発は全て廃炉にしろ!」「被災者の完全賠償をしろ!」「原発の輸出、国内原発の再稼働をやめろ!」「TPP参加反対!」「消費税の増税反対!」「沖縄に米軍基地はいらない!」など、シュプレヒコール11項目が並びます。

政党としての来賓は、社民党、共産党、そして、たぶん個人として「脱原発」を明言している民主党のいわき市選出の民主党議員。

私は共産党を代表してあいさつしました。とくに強調したのは、このメーデーでも訴えている「福島の原発廃炉」です。いわき市議会は、原発事故以来、共産党の提案を含めて廃炉意見書案を廃案にし続け、いわき市民の意思を踏みにじっている、というほかありません。

今年の9月は市議会議員選挙です。市民の願いをしっかりと受け止める議会にしよう、と強く強く訴えました。

デモ行進にも参加。小名浜地区労議長、全港湾書記長と並んで小名浜市街地を歩きました。

デモ後は近くの富ケ浦公園で青空のもとでの懇親会。各単組や新入組合員の紹介・あいさつもあり、若い息吹というか力というか、初々しいエネルギーをもらいました。

革新懇/理事会/ツバメ/新入職員歓迎会

午前中は「平和とくらしを守るいわき革新懇話会」総会に参加。昨年4月30日に予定していた総会が震災で開けなくなり、2年ぶりでした。私も世話人をしています。

「いわき市議会に『福島原発10基の廃炉決議または意見書採択』を求めます」の特別決議を採択しました。

午後は定例の浜通り医療生協理事会に出席。

会議中に建物の外をツバメがしばしば姿を見せていたので、理事会終了後に確認したら、巣作りをしていました。

夕刻には浜通り医療生協新入職員歓迎会。

私が病院事務長時代に職場を支えてくれていた先輩職員が定年退職で、その感謝状も贈られ、感慨深いです。

理事会を含めた6部署のカラオケ披露もあり、私は理事会代表。審査もあって5位でした。

イオンモール

いわき市は昨年12月22日、小名浜のアクアマリンパークと既成市街地の中間に位置する小名浜港背後地の「開発事業協力者」に、審査委員会の場でイオンモール㈱を選定しました。

今年1月31日には、「小名浜港背後地(都市センターゾーン)開発事業協力者に関するパートナー基本協定」がいわき市とイオンモール㈱との間で締結されました。

かなりの唐突感は否めませんが、いわき市としては復興の「目玉」「シンボル」と位置づけたいようです。

きょうは、水戸市内原町をおとずれ、「イオンモール水戸内原」でイオンモール開発本部東日本開発部担当部長、水戸市商店会連合会副会長、水戸市内原都市整備事務所のそれぞれからお話をうかがいました。

宮川さんが中庭次男水戸市議を通じ、日程を組んでくれました。いわきからは党地区委員長、4人の市議団、私たち2人の県議、茨城からは大内久美子県議、水戸市議の中庭さん、江尻かなさん、田中まさきさんが参加。

水戸の敷地面積約12.6haに対していわき市は都市センターゾーン約6haが開発事業対象区で、面積は半分以下ですが、いわき全体の地域社会・地元商店街に大きな影響を与えることは間違いありません。

水戸では、核店舗のイオンのほかに180の専門店があり、イオンモールとしては専門店の3分の1は地元商店をめざす、としているものの、現実はほとんどが全国のイオンモールに出店している「ナショナルチェーン」店です。

地元に寄り添った慎重な検討が不可欠です。