静かに一日を/薬による睡魔?/階段も2か月ぶり

151212身軽体操 (1)

第4回目の2日間の治療を終え、きょうは土曜日。

何やら静かに一日を過ごしました。

その日の定期で午後2時ごろにバイタルチェックに来てくれる看護師さんが、「眠いでしょ?」と。

実はとりわけ昼食後、すごく眠くてちょうど昼寝をしていたのですが、「2日分だけの処方の薬の中に、眠くなる薬があるんですよ」とのこと。モノクローナル抗体で出るかもしれないアレルギー症状緩和のための抗ヒスタミン剤がそういう効果があるらしい。そうだったんですか。

151212身軽で階段も

それにしても、入院初期以外、昼寝をしたくなる日もほとんどありません。すっかり入院用早寝早起きパターンが定着している感じです。

151212朝

【2015.12.12 朝食】

自由の身になり、階段の上り下りもまたほぼ2か月ぶり。この病院では初めて。

151212昼

【2015.12.12 昼食】

過労自殺、中高年の派遣労働を扱った2冊の新書も読みました。

151212夕

【2015.12.12 夕食】

第4回治療2日目/モノクローナル抗体療法/CV取り外し/足湯

151211朝

【2015.12.11 朝食】

第4回目治療の2日目。モノクローナル抗体療法と呼ばれるものです。

この療法に先立ち、夕べの食事から2日間の3食後用に、アレルギー症状緩和と解熱鎮痛剤が処方されています。

151211昼

【2015.12.11 昼食】

午前10時35分に点滴開始。生理食塩水500mlにモノクローナル抗体を溶かし込んだようなものですが、最初は1時間当たり15mlの流量で始め、15分後(10時50分)に体温、血圧、脈を点検。

以降は1時間ごと。開始1時間後の11時35分にチェック。流量を1時間当たり100mlに。

お昼をはさむので、点滴を受けながら昼食を食べ、飲み薬も飲み、うがいもして歯磨きも。

開始2時間後の12時35分にチェック、流量は今度は1時間当たり200mlに増量。

開始3時間後の午後1時35分にチェック後、2時前後には体が動かすことを要求するので、昼のスクワット・筋トレ。

2時35分、開始からちょうど4時間で終了しました。

151211夕

【2015.12.11 夕食】

その後、今の病院へ転院する前、前の病院で10月2日に留置していた中心静脈(CV)栄養チューブをほぼ2か月ぶりに取り外しました。

この2か月9日間、点滴台とつねにともに移動する暮らしを続けましたが、これで「自由」の身となりました。立ち上がったり、歩き始めようとするときに、たまにチューブに引っかかったりしてドキッとすることがあり、そんなこともなくなります。

151211足洗

治療前、足湯で足を洗ってもらいました。点滴台といっしょにはお風呂に入れなかったからですが、これもきょうが最初で最後。

第4回目治療の初日、化学療法

 

151210フィルデシン (2)_R

きょう、あすと、8回予定のうちの第4回目の治療。初日のきょうはCHOP(チョップ)療法と呼ばれる薬の組み合わせの化学療法。

151210夕の薬

まず朝の9時半過ぎには吐き気・嘔吐予防剤を服薬。それに、2回目の治療までは絶食中だったために点滴で入れていたプレドニン(CHOPのP)を前回から錠剤5mgで10錠。

151210治療でも体操

10時15分には、化学療法点滴治療に先立ち、吐き気予防剤の点滴を40分ほどで。

151210朝

【2015.12.10 朝食】

10時55分から治療点滴開始。CHOPのCに該当する薬。約2時間半強で午後1時半ぐらいまで。

その間、点滴を受けながら、昼食を食べ、昼のスクワット・筋トレを怠らず、読書なども。

151210昼

【2015.12.10 昼食】

1時半にはCHOPのHに該当する赤い点滴剤で、心電図を装着。

同時に、点滴チューブの途中に注入するのはCHOPのOに該当する薬。

2時25分にはその点滴も終了。

最後にまた吐き気予防の点滴を受け、3時過ぎには終了しました。

151210夕

【2015.12.10 夕食】

操作不能にしてしまったパソコン/メルトダウンシリーズの本

151209読書

きょうは日々の定期バイタルチェック以外はとくになにもない日でした。

残念なことに、先日、せっかく復旧してもらってひと安心したと思っていたパソコン。思い通りに反応してくれないことから、いらぬいらだちをもってキーをたたいたり、「強制」的対応をしてしまったり。

151209朝

【2015.12.09 朝食】

編集済みのデジカメ写真集にしてある「ピクチャー」にも近づけないどころか、きのうとけさのデータそのものは消えてなくなり、アウトルックでメールも送れず、そうこうしていたら、またまた私の能力では操作不能の状態となってしまいました。

151209昼

【2015.12.09 昼食】

通常の文章書きも、この日誌も、妻のパソコンを借りての作業です。写真はしばらくお待ちください。

きょうは「がん哲学外来」での対話の様子をまとめた本を読み終えてからは、NHKが2011年12月~14年12月に放送した福島第一原発事故のメルトダウンシリーズの5本の番組取材などから今年1月に発行された本を緊迫感をもって読み始めました。

151209夕

【2015.12.09 夕食】

4度目治療・幹細胞採取予定/雇用、イスラム国訪問記、がん哲学外来などの本/えいさくさんが来週には県議会一般質問

年内25日には、自己末梢血幹細胞移植用に幹細胞採取を再度実施することにし、今週10・11日に4度目の治療を行ないます。

1・2回目同様、初日の10日に化学療法、2日目の11日はモノクローナル抗体療法です。

151208シーツ交換

化学療法はCHOP(チョップ)療法と言われる薬の組み合わせで、薬剤の横文字の頭文字をつなげて「CHOP」だそうです。

なお、自分の幹細胞移植は、予定している6~8回のこの療法が終了してひと月ほどおいて、様子を見て実施するかどうかを決めるそうで、必ず行なう治療法というわけではないそうです。

151208朝

【2015.12.08 朝食】

ただ、必要になった場合に採取するのでは遅すぎるので、治療中の、しかも化学療法3~4回目後ぐらいの時期、幹細胞がちょうど増加するタイミングがねらいどころのようです(と、主治医から聞いた記憶が…)。

151208昼

【2015.12.08 昼食】

また、入院中の今の病院へ転院する前の病院で挿入手術していた中心静脈(CV)チューブも、11日の治療後、2か月と9日ぶりに抜く予定です。

151208夕

【2015.12.08 夕食】

きょうは日本における雇用・働き方とその法制度をめぐる問題、また13年前、党幹部が中東・湾岸のイスラム6か国を訪問した際のルポルターシュ風報告をいまさら、それに日本で最初に「がん哲学外来」での対話の様子をまとめた本などにつらつらと目を通したりしていました。

151208英策質問とり

それはそうと、いわきでの県議2議席を守り抜いた吉田えいさくさんがさっそく来週、17日午後には、12月県議会で一般質問に立ちます。

体重は56kg/幹細胞は再度年内に/パソコンの修復

151207体重

2泊3日の外泊での自宅暮らし、そしてけさの朝食後ということがあるかもしれませんが、月曜定例の体重計に乗ってみると、56.0kg !  ベストへ向けて着実のようです。

先週末の末梢血幹細胞採取の結果ですが、医師によれば、「望ましい量」からするとかなり少ないらしく、年内にもう一度、採取する機会を持てないか、と。

151207朝

【2015.12.07 朝食】

その方向で、治療日程も組むこととしました。4クール目の治療は早ければきょう・あすでしたが、今週中のどこかにあしたには決まりそうです。

さて、パソコン。「絶不調」に私から見えた状態からは脱し、とりあえずスムーズに動くので、今後、多少反応が遅くとも、イライラしていじめたりすることなく、根気をもって、ゆとりをもってお付き合いしたいと思います。

151207昼

【2015.12.07 昼食】

ネット接続環境の問題もあって、けっきょく、修復はけさまでかかりましたが、そんなことはともかく、Hさん、誠にありがとうございました。

151207夕

【2015.12.07 夕食】

致命的破壊には至っていなかった/初期状態へ/診断と治療方針に基づきつきっきり作業/就寝後も…

151206ダンベル

私の自宅への外泊時にパソコンの「診断」にきのう来てくれたかたは、きょうも午前中に来てくれました。

大きく言うと、それまでのデータを取り出してもらい、今後のリカバリー用に保存もし、なおかつ、パソコンの状態を買った時の初期状態に戻しました。

151206テレビ体操

ハード面で致命的破壊には至っていなかったことが救いでした。

午後からは、診てくれたかたの診断と治療方針に基づき、私がパソコンにつきっきりで、きれいさっぱりになくなってしまったプログラムなどをアップデートしたりの作業をし始めました。

けっきょく、この作業は病室への「帰宅」後も続きました。就寝時間後も、パソコンは作業継続中です。

ネットの接続環境が心配なだけで、パソコンは何とか修復できそうです。

111225山崎宅

自家用車運転を事務所開き以来/控室から資料・書類/買ったらすぐ読むはずの本/パソコン診断

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入院して3度目の外泊。初めての2泊3日の初日です。といってなんというわけではないのですが、きょうはほぼ70日ぶりに自家用車を運転し、本屋さんへ行きました。

ほんとうに久しぶりだったので、いつ以来だったかなぁ、と振り返ってみるぐらい。なんと、県議選出馬を前提に、私の事務所開きに自宅と事務所を往復して以来でした。あの翌日から、結果として入院暮らしの継続です。

自宅には、県庁控室から私の資料・書類などが段ボール6箱分、届けられていました。その整理・処分にも手を付け始めました。

それから、まだ続く入院生活で読んでおくべき本もピックアップ。ここ十数年来、以前とは本の買い方を変えて、買ったらすぐに読むことにしたつもりが、けっこう、本棚に並んだままだったりします。

151205昼ラーメン

昼間はきょうも一人だったので、昼食は例によって… のり野菜ラーメン。

それにきょうは、入院中にパソコンの不調について書いたところ、外泊時に点検してみましょう、と言ってくれる人が午後には家にまで来ていただき、「診て」もらいました。

夕刻までに点検が終えるような状態でなく、ちょっとやはり重症のようです。

きのうから私のパソコンは使えていません。

130105きむらや

幹細胞採取に4時間/4クール目治療は来週以降/2泊3日の外泊

151204幹細胞採取

けさは朝6時から採血があり、7時には、3回目の治療後、白血球を減らさないための12回目の注射がありました。

朝食は半分の量(ハーフ)で、自己末梢血幹細胞移植を見越し、9時までには透析室へ移動し、幹細胞採取をしました。

簡単に言うと、きょうの私の場合、左腕から血液から採取して遠心分離器へ送り、分離機を通して幹細胞を集め、残りの血液を右腕から返す、という作業。

151204朝のテレビ

朝9時から3時間予定と聞いていましたが、午後1時までのほぼ4時間でした。

両腕をはじめ、基本的には全身を動かさない状態を維持しますので、トイレには始まる前に必ず行っておきます。がまんできなければ、この姿勢で器を使うほかにありません。

151204朝

【2015.12.04 朝食】

主治医もそういうことを気にしてくれながら、ずっと付き添ってくれるので、なかなか大変ではあります。

一応作業が終えても、十分な幹細胞が採取できているかどうかはまた別らしく、3日後の7日・月曜に判明予定です。4クール目の治療開始日程もそれを見てから。

151204昼

【2015.12.04 昼食】

きょうから2泊3日の外泊許可で自宅へまた久しぶりに戻りました。

11月後半のベッ読

151204読書

すでに師走ですが、先月(11月)後半に、入院ベッド上で読んだ本の記録です。私のただの記録ですので勘弁してください。お勧めするわけではありません。

『自然の謎と科学のロマン㊤ 宇宙と物質・編』(新日本出版社)は、雑誌『前衛』02年7月号~03年10月号連載をもとに10年前に発刊された本です。この中にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんの「ニュートリノの謎にいどむ」が掲載されていて、「しんぶん赤旗」の連日の広告に触発され、家の戸棚から取り出してもらいました。

『世界史再入門』(浜林正夫著、講談社学術文庫)。原本は91年発行で、08年の文庫化で「第8章 二一世紀はどういう世紀か」が加筆されています。民族の自立や生産力の発展を民主主義とのかかわりでとらえなおすことと、日本に民主主義を根づかせることを世界史との関連で位置づけることとは不可分、と著者は言います。

151005風呂上がり

『社会保障改革のゆくえを読む』(伊藤周平著、自治体研究社)。「社会保障・税一体改革」の本質から説き起こし、安倍政権の社会保障改革の考え方、個別分野の問題に切り込み、望ましい改革方向を提示します。

『今あるガンが消えていく食事』(済陽高穂著、マキノ出版)。がん闘病の先輩が勧めてくれました。「ガンと食事」の関連について、消化器外科が専門の著者による研究成果や治療体験が語られます。

『人間らしく働き生きる 労働者・労働組合の権利』(萬井隆令[よろい・たかよし]著、学習の友社)。「法律論争をする疑似体験をしてもらう工夫」もしている権利のためにたたかう本です。

『教育委員会改革の展望』(藤森毅著、新日本出版社)。“残った”教育委員会、そして教育委員会発足時から今回の改定によっても変わらない「3つの根本方針」、新たに設けられた新「教育長」、「大綱」、「総合教育会議」。どうとらえ、どう展望するか。私は昨年の12月県議会でそのさわりに触れました。

151031

『福祉国家型地方自治と公務労働』(二宮厚美・田中章史著、大月書店)。以前にも紹介したのですが、若い公務員の2人が一緒になるというのでつい。「階級制」「公共性」「専門性」を地域の現場で発揮し、新しい公務員の姿を明らかにしよう、という呼びかけの書でもあります。

網野善彦さんの『海と列島の中世』(講談社学術文庫)、『海民と日本社会』(新人物往来社)。前者が1986~90年、後者が94~97年の講演記録。海の交通路を通して開かれた列島の姿を浮き彫りにする網野史学の世界です。

『地域づくりの経済学入門』(岡田知弘著、自治体研究社)。「地域内再投資力論」を副題に05年に発行された本です。地域の持続的発展と住民自治の結合の大事さが、各地の実践から裏付けられます。そしてこれからの地方自治の姿が示されます。

『ルポ 母子家庭』(小林未希著、ちくま新書)。ルポの中にさまざまな統計資料の数値を織り交ぜて現実を補強しつつ、母子問題は、男の問題であり、育てられる子どもの問題であり、人権問題であることを訴えます。

『これならわかる パレスチナとイスラエルの歴史Q&A』(野口宏著、大月書店)。10年前の本。宗教や聖書の記述に紛争の原因を求めるのではなく、人と人との争いの原因は事実そのものの中にある、という立場で書かれます。その事実そのものが複雑に絡みあっているようで、私にはなかなか解きほぐせずにいるのです。