前回入院来、パソコンでのインターネットはスマホのインターネット環境を借りてブログもフェイスブックも更新しています。
ところが、先月までは反応があまりに鈍く、入力画面がなかなか出て来ずにあきらめる場面も。ストレスと発熱の大きな要因でした(冗談です)。
10月から機種を変えたら、その容量がけた違いに引きあがったらしく、入力がきわめてスムーズ。
ブログも9月27日からまとめて記録が残せています。
主体的に機種を変えたことは一度もないのですが、今回ばかりは大助かりです。
前回入院来、パソコンでのインターネットはスマホのインターネット環境を借りてブログもフェイスブックも更新しています。
ところが、先月までは反応があまりに鈍く、入力画面がなかなか出て来ずにあきらめる場面も。ストレスと発熱の大きな要因でした(冗談です)。
10月から機種を変えたら、その容量がけた違いに引きあがったらしく、入力がきわめてスムーズ。
ブログも9月27日からまとめて記録が残せています。
主体的に機種を変えたことは一度もないのですが、今回ばかりは大助かりです。
10月1~2日は私の化学療法史に記録される日々となりました。
最初のCHOP療法と同等では意味がないので、「より強力」とは聞いておりました。
ついに、10月に入ってからは、検温ごとに39度台を連発。当然倦怠感もこれに比例し、ベッドで横になる以外なすすべなし。
1日の夜中には寒気と体の震えが同時に来てナースコール。翌日昼間も。
目覚めて気づけば汗でパジャマはびっしょり。両日とも2度の着替え。(この部分、あとで追加)
この病棟では38度を超えると一日に二度に限り解熱鎮痛剤により熱さまし、それに以前からですが、氷枕に加え、わきの下にはさむ氷入れ、寒気対応に電気毛布の準備。
2日夕食は初めて手つかずで残してしましました。
きょうも1日、37度台を「キープ」。この微熱とかったるさ(倦怠感)はもう抑えようがありません。きょうの気分転換DVDは「そして父になる」(2013年)。6年間、親子として暮らしながら、病院からの連絡で“取り違い”が判明した2つの家族。「勝ち組」「負け組」がいちおう設定されていますが、家族の愛と絆を探し求める姿はそんなことはどうでもいい。きょうのCDはミシャ・ディヒターのベートーベン・ピアノソナタ「月光」「悲愴」、クラウディオ・アラウの「熱情」。それに、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のグリーグ「ペールギュント」付帯音楽、チャイコフスキー・幻想序曲「ロメオとジュリエット」。ピアノソナタは私には主観的に癒しにならなさそうなので、以後、パス。
再発して3日間の治療開始日からきょうで1週間。入院時にもらった化学療法オリエンテーションのペーパーには1週間後の説明をするページがあり、看護師から話を聞きました。要は、化学物質により骨髄の働きが低下し、正常な赤血球・白血球・血小板が減少、投与1~2週間で最低、約3週間で回復する、というものです。
私の場合、ここ3日間は発熱(微熱)、倦怠感により寝てばかりいた感じです。とは言え、起きている時間、古代ローマの大衆浴場が現代日本の風呂にタイムスリップするというコミックの実写映画のDVD「テルマエ・ロマエ」。宣伝文句にも「奇想天外」とありますが、ホントです。CDは、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮/クリーブランド管弦楽団のブラームス「交響曲第1番」、「悲劇的序曲」、「大学祝典序曲」。
けさは熱も36.3度の平熱に戻り、採血・採尿もし、「寝疲れ感」だけがドッと残っています。もっとも、体温は。その後は37度台を徐々に上げていきます。
きのうもきょうも、基本的には寝ていたのですが、クラシックのCDを20枚ほど届けてくれる友人、それにDVDをよく持ってきてくれる映画好きの友だちがいる、と義姉。まずは手持ちの「四大ビッグバンドの対決」。高校の頃、縁あって、他校のブラバンのみなさんと「ビックバンド」を組んで、私が1stテナーサックスだったことから、その雰囲気を味わうつもりで当時、手にした記憶があります。次に、お借りした、エルネスト・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団によるムソルグスキー曲・ラヴェル編・組曲「展覧会の絵」、リムスキー=コルサコフ編・交響詩「禿山の一夜」、同・歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲。それに最後は、DVD「武士の献立」(2013年)。うす暗い病室内の小さな画面を通して見ていたので、著名な役者の顔も必ずしも判別できないまま見ましたが、なかなか面白い!
朝6時半には36.3度だったものの、その後はずった37度台、夕刻にはついに38.1度まで上がりました。いやはや、またどうなることやら。血圧はいたって正常。
さて、「朝日新聞」(9月28日)12版15面の本庶祐(ほんじょ・たすく)さんのインタビュー記事に感銘。政治家としてまっとうな「学問観」や「教育観」のかけらもなさそうな自公政権への痛烈な批判です。「政府のプロジェクト施策のように、5年間で何かをやる、というのは間違っています。5年でできるとわかっていることはたいしたことはない。種をいっぱいまかないと、どれが芽を出すか、わからないし、芽を出しても、枝が出るか、花が咲くか、さらには実がなるのか。基礎研究に幅広くたくさん投資することです」。「大学院の授業料は無料にすべきです。財務省は受益者負担の原則をいい、教育を受けた者が受益者だから負担しろといいます。とんでもない間違いです。受益者は国であり、国民です。知の人材を育てることこそが、国にとって一番重要なことのはずです」。
小柴さんの「夢の卵」を思い出します。
けさは朝から37度台での推移。
きょうの気分て感化タイムは。アンドリュー・デイヴィス指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団によるグリーグ「ペール・ギュント」組曲、ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団のグリーグ「ノルウェー舞曲」「ノルウェーの農民行進曲」、シベリウス「カレリア組曲」、交響詩「フィンランディア」、交響詩「トゥオネラの白鳥」、「悲しきワルツ」。このグリーグやシベリウスの名や作品は、中学時代に音楽の先生から影響を受けたのですが、こうして聞いていると、世界中の人びとが知る人や曲を通して、10代中盤の頃を思い出すとは、こういう機会があったればこそでしょうか。
夕べの就寝時間からけさの起床時間後にかけ、別世界の体験。CD音楽三昧です。
いずれも40数年前の中学、とくに高校時代にレコード盤で親しんで、いつの間にやらCDに置き換わっているものですが、ともかく、久しく遠ざかっていました。レオポルド・ストコフスキー指揮/ロンドン交響楽団による、リムスキー=コルサコフ・交響詩「シェラザード」、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団による「スペイン奇想曲」。
シャルル・デュトア指揮/モントリオール交響楽団による、チャイコフスキー・祝典序曲「1812年」、「スラヴ行進曲」、ムソルグスキー・交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)、組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)。ピエール・ブーレーズ指揮/クリーブランド管弦楽団による、ストラビンスキー「ペトルーシュカ」、「春の祭典」。高校で初めて耳にし、「聞くに値する曲なの?」の印象から始まって、朝と晩と毎日のように針を落として聞くに至っていました。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのアルバム。CDはこの1だけで、レコード盤がわが家に10枚ほどは大切に保存されているはず。
ともかく、あらゆる音からエネルギーを吸収させてもらえるような至福の別世界。
再発後の最初の3日間の化学療法の最終日。きのうと同様、初日に使ったカルボプラチンはなく、エンドキサンとエトポシドの2種類の化学物質と、その前後に吐き気止めのグラニセトロン。
3週間をおいてまた3日間の点滴による化学療法を続けること6クール。サルベージ療法(救援療法)の一つとしてのDeVIC療法と言うんだそうです。
最初のR-CHOP療法で使ったR=リツキシマブをあいまに使うこともあるそうです。
そういえば入院翌日22日から、以前にも入院時に処方されていた内服薬が復活しています。朝・昼・夕には消化管運動改善剤・胃粘膜保護剤各1錠、整腸剤2錠、朝・夕に抗菌剤1錠、夕に胃酸抑制剤1錠。うがい薬も処方されています。それはそうときょうはエンドキサンが終了後、しばらく気づかずにいたところ、管の間に空気が入ってしまい、注射器によって空気を抜く作業が入りました。看護師さんもあちこちの病室の患者さんを見ながらなので大変です。
点滴後半の時間、妻がかつて私が熱心に聞いていたCDを持ってきてくて、久しぶりに聞き入っています。シャルル・デュトア指揮/モントリオール交響楽団による、チャイコフスキー「祝典序曲 1812年」「スラブ行進曲」、ムソルグスキーの交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)、組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)。 胸にかつての感動をよみがえらせています。
点滴による化学療法2日目です。
きのうは最初に吐き気止め、2番目から4番目まで3種類の化学物質、そして最後の5番目にまた吐き気止めでしたが、きょうは4番目の化学物質(カルボプラチン)がなく、吐き気止めのグラニセトロン(1時間)、化学物質①エンドキサン(2時間)、化学物質②エトポシド(2時間)、吐き気止めのグラニセトロン(30分)の4本の点滴。あしたもきょうと同じです。5.5時間予定で約6時間で終了。看護師からは、身体のだるさや吐き気などがないかを聞かれますが、いまのところ、まったくありません。点滴中、おととい見舞いに来てくれた弟からけさ借りたDVD「フラガール」(2006年)と「超高速!参勤交代」(2014年)を見ていました。「フラガール」は映画と合わせて5度目ぐらいですが、感涙なしに見られません。観客もいい!