被災者の住居/街宣/訪問

朝から高橋あき子事務所にいたら、震災時に小名浜に住んでいた一戸建ての貸家が大規模半壊で大家さんから出るように言われ、今は雇用促進住宅に入居させてもらっている、というかたから電話。

かつては富岡町で自営業をしていて、たまたま大震災前には、お連れ合いの故郷のいわき市小名浜に越してきていて、あまりの偶然に富岡町で事故にあうことはなかったが、原発はなくしてほしい、と。

あわせて、入居期限が過ぎたあとの住居について、市にも相談しているが、私たちはどうして探したらいいのか、と。夜も眠れない、と言うのです。被災地の「住まい」はほんとうに深刻です。

昼過ぎ、炎天下でしたが、平市街地のスーパー前の3か所で街頭から訴えました。被災地・被災者支援が政治の最大の仕事の時に、消費税増税がいちばん重要だと言い張る民主党政権の驚くべき姿、福島原発事故原因究明がされていないままの原発再稼働強行、オスプレイの配備は「アメリカ政府の基本的な方針で、それをどうこうしろという話ではない」と言い切る野田首相。

徹底批判のうえ、消費税に頼ることなく、社会保障再生と拡充、財政再建の道があることを話しました。

夕刻からは、きのうに続き、訪問。昨年の震災前にたずねていたお宅も少なからず、「県議選はよかった。がんばってほしい。震災後から動き回っていたのは共産党の市議たちだということは、多くの人が知ってるんだから、現職の人たちががんばって」と。

「被災者の住居/街宣/訪問」への3件のフィードバック

  1. 上神白の仮設住宅前で白バイで勤務中の若い方が亡くなったそうです。上神白の仮設はなんとも入口が分かりにくく入るのも手間取るようなところに位置しています。
     どう入っていいか分からず手間取って交通誘導しているうちに殉職ということでしょう。

     それ以来「大熊町 仮設住宅」「楢葉町 仮設住宅」 とかデカデカと大きな看板が作られています

     今後、双葉郡住民の方がいわき市に身を寄せる期間は長くなっていきます(福島第一原発の廃炉は30年で終わるとも思えません)
     その場合は「仮の町構想」が出てくると思いますが長谷部さんはどうのようにお考えですか?双葉郡住民といわき市民が互いに仲良く共存共栄していく道を模索できれば幸いです

  2. いつもありがとうございます。

    ずっと課題として持ち上がっていて、難しい問題です。

    「仮の町」という表現が地元の人などになかなか受け入れ難く、「町外コミュニティ」という言い方もされています。

    「町外」でその町民の行政・医療・介護・福祉サービスを町外住民との共存のためにどうするか、は、私も昨年の県議選直後の県議会の委員会でも明らかな課題として提起していました。

    避難している町や、いわき市や、福島県だけで解決できる課題でないことははっきりしています。まして住民同士がいがみ合うような問題でもありません。

    原発政策を推進してきた国に、避難住民の生活を行政として支えるしっかりとした姿勢をはっきりさせ、具体的施策を示させることなしに、進まないのではないかと思います。

  3.  お久しぶりです。県議としてのご活躍を頼もしく思っております。「仮の町」は、住んで便利、原発や関連会社への通勤に便利、一時帰宅に便利ということで、「最適」な場所としていわき市を言うのでしょう。それが、「原発」とは一線を画してきたいわき市民には容認できないものなのです。共産党は、「原発からの脱却」をスローガンにしています。そう、「原発」は原子力発電所そのものを指すのではなく、「原発」という利権やその利権にまつわるすべての物事を指します。いわき市民の方々はそれを十分に承知しています。もちろん、原発利権にかかわるいわき市民もいますが―市議の多数派のていたらくに市民の多くが顰蹙している―、あなたに投票した人は、「原発」という利権に明確に拒否をした人たちです。いわき市民にとって、「仮の町」-それは国も援助する(国策の原発立地への贖罪)構想―は共産党の否定する「原発」そのものだからです。長谷部さん。私の言っていることがわかりますか。国は「仮の町」を支持しますよ。それは、「仮の町」が「原発」そのものだからです。「仮の町」の問題は国に全面的に任せてはいけません。この問題の尻拭いは、結局はいわき市が背負い込むことになります。そのことは、いわき市民ならだれでも理解しています。

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