『チェルノブイリ・ハート』(マリオン・デレオ著、合同出版、昨年9月刊)を読みました。
著者はドキュメンタリー映画作家で、2003年にこのタイトルの映画を制作し、04年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞、06年には国連総会で上映されたそうです。
「チェルノブイリ・ハート」とは、チェルノブイリ事故直後から増加傾向にある、心臓に複数の穴が開く先天性障害の疾患を、ウクライナ人がそう呼んでいる、とのこと。
行政調査では、こういう実情まで踏み込むことはできませんでした。
私自身、この本で初めて知りました。