宿泊しているフライブルグ市の環境保全局をたずね、「環境の首都」といわれる市の政策を、市長代理の環境保全局長から聞きました。
チェルノブイリ事故があった1986年当時、原発依存度は60%でしたが,いまは4%程度。逆に再生可能エネルギーは3%(93年)から50%を超えるまでになっています。
「脱原発が、一般の人びとの関心として下から噴き出した」こと、市として「環境経済化」をはかること、そのための「効率のよい技術開発、人材養成」を進め、「一極集中」ではない、「職場づくりができる多角経営」を官民一体で進めています。
きょうのメインではありませんでしたが、その考え方は、公共交通機関として「路面電車」を位置づけ、「パーク・アンド・ライド」の手法で街中の車の交通量を規制する行政にも現れています。
午後は、シュツットガルト市へ行き、バーデン・ヴュルテンベルグ州の環境省(環境・気候・エネルギー管理省)をたずねました。
「政府の合意を求めながら、ドイツとして何ができるか」を追い求める姿勢には感心です。
夕刻には、在フランクフルト総領事公邸をたずね、重森豊英(しげもり・とよえい)総領事ご夫妻、伊藤麻裕(まゆ)副領事と懇談をかねた夕食。