再稼働撤回意思表明の雲行き

私たち県議団は、議会開会日の前日、18日に議長に対し、議会冒頭で福井・大飯原発再稼働の政府決定を撤回させる県議会としての意志を表明するために、議長のイニシアで意見書を採択すべし、と提起しました。

議会の手続き上、議長はきょうのあしたではできないので、21日に代表者会議を開催して協議したい、と、日程を追加してくれました。

意見書案や請願などの提出は19日なので、私たちもその日に意見書案は議会事務局に提出しました。

21日の代表者会議では、共産党も手続きにのっとり意見書案を提出したので、通常の手続きで処理したい、と議長。

わけがわかりません。手続き的には案をルールにのっとり提出しますが、これを議会冒頭で議会の意志として示そうと提起したのですが。

ともかく、意見書案提出は私たちとふくしま未来ネットワークでしたので、私から意見書案の一本化を未来ネットに提案。

できれば他会派と共同提案としたいので、未来ネットの議員と他会派を回りましたが、結果としては、2会派の共同提案にすることになりました。

そしたら民主・県民連合は、「再稼働撤回」ではなく、再稼働を受け入れた地元自治体の意向をくみいれる意見書を準備する、とのこと。

「脱原発」を県議会の意志として全国・世界に示しながら、そしてたいへんな目にあわされている県民を代表する福島県議会として、「再稼働やむなしですね」みたいな意志を示すのでしょうか。

なんのために「脱原発」の意志を昨年10月に県議会は示したのでしょうか。県議選直前だからだっただけなのか、福島県民のきびしい監視の目がそそがれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です